プレスリリース

2004年9月6日

美浜発電所3号機2次系配管破損事故に係る点検状況について(19時30分現在)

 美浜3号機については平成16年8月9日の2次系配管破損事故以降、原因究明

のため、警察ご当局による現場検証等が行われておりましたが、9月4日に事故が

発生した配管破損部が日本原子力研究所へ搬出されました。

 現状、美浜3号機は関係ご当局の調査のため、原子炉を低温停止状態に維持して

おりますが、プラントをより安全な状態に維持する等の観点から、以下の安全確保対

策を準備でき次第、実施することとします。

1.安全確保対策

(1)原子炉からの燃料取出し

   原子炉から燃料を取り出し、より安全な状態に維持します。

   このため、燃料移送装置の点検、原子炉容器開放、燃料取出などを行う。

 

(2)事故に伴う設備類の安全確保対策

     事故時の2次系配管破損部からの高温水と発生蒸気によりタービン建屋内の

     電気設備類に漏電、地絡故障が発生する可能性があるため、安全確保のため

     タービン天井クレーン、電気設備類の調査を行い、必要により保安のための補修

     を行う。 

  

(3)2次系配管、機器の保管措置

   事故が発生した配管部は、原因究明のため、切り出し・搬出し、開口状態になって

    いることから、配管・機器の調査及び腐食防止のための保管処置を実施する。

 

2.その他

   機器の分解・点検など通常の定期検査の作業については、現在のところ具体的な

  計画は未定です。

 

                                  以 上

 

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