プレスリリース

2004年8月9日

美浜発電所3号機の原子炉自動停止について(23時00分現在)

3A-SG給水<蒸気不一致による原子炉自動停止について 時系列

 

 時  刻

15:22  「火災報知器動作」警報発信

15:23  「A系直流接地」警報発信

15:25  運転員がタービン建屋を確認した結果蒸気が充満していた。

15:26  緊急負荷降下開始

15:28  A-S/G給水<蒸気不一致トリップ 

      「3A SG給水<蒸気流量不一致トリップ」ファーストアウト警報発信

       (プラントトリップ状態良好)

15:30  タービン建屋からの退避放送を1分毎に約10回程度実施

15:35  プラント高温停止状態安定確認

15:45  脱気器の水位が低下していることを確認

15:58  RCSボレーション開始

16:05  主蒸気隔離(タービンバイパス弁から主蒸気逃がし弁に切替)

16:26  主給水隔離弁閉止

16:41  タービンターニング開始

16:55  S/G水位 各約33%(電動/タービン動補助給水ポンプ運転中)

17:12  タービン動補助給水ポンプ停止、同ポンプ出口流量調整弁手動閉止

18:04  4ヒータ出口弁 CW-016A・B・C 閉止

18:05  1ヒータ入口弁 CW-015A・B・C 閉止

 また、タービン動補助給水ポンプ停止後、同ポンプを待機状態にするため、タービン動補助給水ポンプ出口流量調整弁を約60%まで開放しようとしたところ、3台ある弁のうち2台(AおよびC)が開放できなかった。今後、開放できなかった原因について調査を行います。

 

【18:50分ごろに発表しました内容を以下のとおり訂正します。】

 被災者11名のうち、8名については、救急車にて市立敦賀病院に搬送しました。(4名は死亡、1名は県立福井病院へへリコプターにて転送(同病院で治療中)、1名は国立福井大学医学部付属病院へ救急車にて転送、2名は同病院にて治療中)、他の3名については国立福井病院に搬送しました。(内1名については、ヘリコプターにて国立福井大学医学部付属病院へ転送しました。)

※ 【訂正】18時50分お知らせ時には「敦賀市民病院」と記載していましたが、訂正します。

 

※その後の確認結果、被災者は合計11名であることを確認しました。なお、事象発生当時、タービン建屋内では、美浜3号機定期検査の準備作業(床の養生、作業エリア区画、工具類の搬入等)等を行っており、合計221名がタービン建屋内に入っていました。

※ 【訂正】20時50分お知らせ時には「211名」と記載していましたが、訂正します。

 

以 上

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