プレスリリース
2004
2004年1月20日
訂 正 (美浜発電所1号機の定期検査開始について)
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訂 正 (美浜発電所1号機の定期検査開始について) |

[訂 正 版] 美浜発電所1号機の定期検査開始について
平成16年1月20日 |
関西電力株式会社 |
美浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力34万キロワット、定格熱出力103万1千キロワット)は、平成16年1月14日から約2ヶ月の予定で第20回定期検査を実施します。
定期検査を実施する主な設備は、次の通りです。
原子炉本体
原子炉冷却系統設備
計測制御系統設備
燃料設備
放射線管理設備
廃棄設備
原子炉格納施設
非常用予備発電装置
蒸気タービン
以 上
美浜発電所1号機 第20回定期検査の概要
平成16年1月20日 |
関西電力株式会社 |
- 保全対策について
(1)原子力容器管台溶接部等における応力腐食割れに係る点検 (図参照) 国内外PWRプラントにおいて、600系ニッケル基合金を用いた原子炉容器冷却材管台や加圧器管台の溶接部などに応力腐食割れが発生した事例に鑑み、溶接箇所に600系ニッケル基合金が使用されている原子炉容器の冷却材出入口管台および原子炉容器底部の炉内計装筒管台について、漏えいの有無を確認するため目視点検を実施します。 (2)余熱除去系統他配管の点検 国内PWRプラントのステンレス配管に貼り付けられた塩化ビニールテープが原因で応力腐食割れが発生した事例に鑑み、余熱除去系統や化学体積制御系統等の配管について配管外表面の点検を行い、塩化ビニールテープの貼り付け跡が認められた箇所については、浸透探傷検査(PT)を実施します。 (3)海塩粒子による応力腐食割れに係る点検 国内プラントにおいて、ステンレス配管に海塩粒子が付着し、応力腐食割れが発生した事例に鑑み、海塩粒子が付着しやすい場所にあるステンレス配管(海水系配管下方にある配管等)について、目視点検および配管表面の塩分量測定を実施します。
- 燃料集合体の取替え
燃料集合体全数121体のうち41体(うち30体は新燃料集合体)を取り替える予定です。
- 今後の予定
原子炉起動、臨界:平成16年2月下旬
調整運転開始 :平成16年2月下旬
本格運転再開 :平成16年3月下旬
図 原子炉容器管台溶接部等における応力腐食割れに係る点検概要図