プレスリリース
2003
2003年11月5日
コンクリート内部の鉄筋腐食状況を効率的に調査~新型非破壊調査器「PAMS」の開発について~
1.本体外観
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2.鉄筋腐食検査の概要
計測器でコンクリート内部鉄筋の位相角(電圧をかけてから、実際に電流が流れるまでのタイムラグ)を計測し、その値を元に、(1)腐食速度と、(2)腐食の大きさを判定する。PAMSの特徴は、(2)の腐食の大きさが判定できることである。
(1) | 腐食速度の判定方法(従来の測定器と同様) |
計測した鉄筋の位相角を元に鉄筋の電気抵抗値を割り出すことで、腐食の速度を判定する。ただし腐食速度の算定だけでは、腐食の存在と、腐食の進みやすさを判断する目安にはなるが、どの程度の補修が必要かの判定は行い難い。 | |
【腐食速度の判定基準】 | |
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(2) | 腐食の大きさの判定方法(PAMSが可能にした方法) |
計測した鉄筋の位相角を元に鉄筋の静電容量(鉄筋腐食時に鉄筋から飛び出し、鉄筋に付着した鉄イオンの容量)を割り出すことで、腐食の大きさを判定する。 | |
【腐食の大きさの判定基準】 | |
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3.機器諸元とディスプレー表示例
【機器諸元】 | ||||||||||||||||
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【ディスプレー画面表示例(「コール・コールプロット図」のイメージ)】 | ||||||||||||||||
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<参考:近畿コンクリート工業株式会社の概要> | ||||||||||||||||
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