プレスリリース

2003年7月4日

第5回プルサーマル推進会議 開催結果について

 当社はBNFL製MOX燃料問題のようなことを二度と起こさないよう次のような活動に取り組んできています。

1.調達先への要求事項の明確化
   MOX燃料を調達するに当たり、元請けメーカー、海外MOX燃料加工メーカーに対して当社として品質保証上要求する事項を明確にしました。
     
  (1)元請けメーカー
    海外MOX燃料加工メーカーに対する組織的な指導監督が行える品質保証体制の確立。   
    製造期間を通じての品質保証の専門家をMOX燃料工場に常駐
    異常発生時の連絡体制の明確化
       
  (2)海外MOX燃料加工メーカー
    設備の自動化、品質管理データの厳重な管理
    部材保管、不合格品の識別等の厳格な管理
    異常発生時の連絡体制の確立
       
2.MOX燃料製造について当社が行う品質保証活動の強化   
   今後のMOX燃料製造に当たっては、海外MOX燃料メーカーに要求する事項が確実に行われていることを確認するため、次のような品質保証活動をMOX燃料工場で当社自らが行います。
    MOX燃料工場に社員を常駐
    製造前、製造初期段階の監査による確認
    社外専門家による、製造期間中当社が実施する検査、監査の確認   
    製造期間中の製品データの分析による製造状況の確認
       
3.品質保証体制の強化
   BNFL問題を契機に、社内の品質保証体制を次のように強化しました。
  (1)全社体制の強化
    社外の専門家の幅広い見識や情報を取り入れ、経営に係わる品質・安全問題に適切に対処するため、副社長を委員長とする品質・安全委員会を設置。(平成12年4月)
    企画室品質監査グループを社長直轄の品質・安全監査室とし、監査機能を強化。(平成12年6月)
       
  (2)原子燃料部門の強化
    原子燃料部門内に品質保証業務を専門に行う原燃品質・安全グループを設置し、実務グループから独立した立場で審査、監査、検査等を行う体制を確立。(平成12年3月)
    監査員、検査員への資格制度導入、品質保証に関する専門研修の充実等による社員のレベルアップ。
         
      第三者機関からの助言は、上記項目等が適正に運用される仕組みづくりが なされているかという品質マネジメントの観点から行われることとなる。

以  上

 

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