プレスリリース
2003
2003年6月3日
原子力発電所におけるポンプ据付台板の点検結果について
当社は、5月15日に三菱重工業株式会社より、当社の原子力発電所において、「2次系ポンプ据付台板※で過去に不適切な施工を行った」との投書があったとの連絡を受け、投書内容に該当する可能性のある大飯3,4号機タービン動主給水ポンプ(4台)と、類似の電動主給水ポンプ(2台)について、運転状況や機能試験結果の確認、台板強度の解析等を行いました。
これにより運転上の問題が実際にないこと、また仮に投書内容のような施工が行われていたとしても台板強度に問題がないことを確認しましたが、念のため上記のポンプ据付台板(6台分)について、非破壊検査による点検を行うこととしました。 (5月21日、お知らせ済み)
点検は、5月21日から6月2日の間において、肉眼およびファイバスコープによる外観・寸法検査、超音波探傷検査、さらに溶接部の金属成分分析等を可能な範囲で実施しましたが、投書内容のような施工は認められず、改めて発電所の運転に支障がないことを確認しました。
当社としては、今後とも皆さまのご信頼を頂けるよう、原子力発電所の安全・安定運転に努めて参ります。
以 上
※ | ポンプ据付台板 |
ポンプを支える脚状の設備。鋼板と形鋼を溶接したもので、これにポンプをボルトによって固定して使用する。 |
<参考資料>