プレスリリース
2003
2003年5月26日
屋上緑化事業会社「モスワークスかんでん株式会社」の設立について
当社は本日、コケ、セダム(※)を用いた屋上緑化商品を生産、販売する社内ベンチャー会社「モスワークスかんでん株式会社」を設立いたしました。同社は、関西電力の社内ベンチャー制度「かんでん起業チャレンジ制度」を活用した社員からの提案を受けて事業化する会社で、社内ベンチャー会社としては5社目となります。
なお、営業開始2年目に約1億3千万円の売上を見込んでおり、同年に単年度黒字および累積損失解消を目指しております。
※セダム: | 多肉植物の中のベンケイソウ科セダム属の総称(例 メキシコ万年草、タイトゴメ等) |
東京や大阪などの都市部では、ヒートアイランド現象が進行しており、この対策の一つとして屋上緑化が注目されています。屋上緑化の中でも、軽量で建物への負担が小さい薄層緑化が特に注目されており、今後順調に市場が伸びると予測されています。
モスワークスかんでん(株)は、協和トータルワークス株式会社が開発を手掛ける植生マット工法の優位性に着目し、提携することで、植生マットの独占使用権を獲得し、植生マット上でコケ、セダムを育成した薄層の屋上緑化商品を生産、販売してまいります。販売に際しては、本事業の提案者である社員がこれまでに火力発電業務や営業業務で培ったネットワークを活かして、防水会社、造園会社などと販売代理店契約を締結し、効率的な営業活動を行ってまいります。また、関西電力の未利用地の中でも、気候条件が良好で植物の育成に適した多奈川第二発電所敷地内(大阪府泉南郡岬町)を栽培用地に活用し、大規模な生産とコストダウンを実現してまいります。
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なお、営業開始2年目に約1億3千万円の売上を見込んでおり、同年に単年度黒字および累積損失解消を目指しております。
当社は今後も、当社グループの事業領域拡大と企業風土の一層の活性化を図るため、社内ベンチャー制度を積極的に進めていきます。また、地球温暖化防止、資源リサイクル等に積極的に取り組み、環境保全に対する技術・経験の蓄積を新たなビジネスに結びつけ、収益の拡大につなげてゆきます。
以 上
<参考資料>