プレスリリース
2003
2003年5月22日
高浜発電所4号機の定期検査状況について (蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果並びに原因と対策)
高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉
定格電気出力87万キロワット)は、平成15年4月28日から第14回定期検査を実施していますが、蒸気発生器伝熱管の健全性を確認するため、伝熱管の全数(既施栓管を除く10,099本)について、渦流探傷検査(ECT)を実施しました。
検査結果は以下の通りです。
[蒸気発生器伝熱管全数の渦流探傷検査(ECT)結果]
渦流探傷検査(ECT)の結果、A-蒸気発生器の伝熱管1本、およびB-蒸気発生器の伝熱管1本の計2本に有意な信号指示が認められました。
信号指示が認められた箇所は高温側の管板拡管部であり、第11回、第12回および第13回定期検査で認められた信号指示と同様であることから、原因は製作時に伝熱管を管板部で拡管する際、管内面で局所的に引張りの残留応力が発生し、これと運転時の内圧とが相まって、伝熱管内面から応力腐食割れが発生したものと推定されました。
有意な信号指示が認められた伝熱管については、施栓を実施することとします。
以 上
(経済産業省によるINESの暫定評価)
INES:国際原子力事象評価尺度
(参考)蒸気発生器伝熱管信号指示本数および施栓状況
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(参考)蒸気発生器伝熱管信号指示本数および施栓状況
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(安全解析施栓率:10%)
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<参考資料>