プレスリリース
2003
2003年4月30日
フィリピン サンロケ水力発電所の技術審査完了について
当社は、平成10年4月に、日本の電力会社として初めて、海外卸発電事業「フィリピン サンロケ水力発電プロジェクト」に資本参加を決定し、現地でのサンロケ水力発電所等の建設工事に協力してまいりました。建設工事はおおむね順調に推移し、フィリピン国営電力公社の技術的な確認を受けておりましたが、平成15年4月30日、全3ユニット(合計出力:34.5万kW)の試験運転技術審査が完了しました。 サンロケ水力発電所は、丸紅株式会社、米国サイスエナジー社等が共同出資し、現地で設立したサンロケパワー社が主体となって、平成10年3月より建設を進めていたものです。本発電所は、フィリピン国営電力公社の発電指示により発電するピーク需要対応型水力発電所として、サンロケパワー社が運営するものです。 本水力発電所は、フィリピン ルソン島のピーク電力需要に対応したものであり、需要の伸びが旺盛な同地域に安定した電気を供給するとともに、年間約10億kWhの電力は、同国の貴重な国産エネルギーとして、今後長期に亘り同国の発展に寄与するものと考えております。
|