- 定格熱出力一定運転で調整運転中の11月28日12時05分に、「A-非常用ディーゼル発電機注意」の警報が発信し、現地の制御盤を確認したところ、「潤滑油タンク油面注意」の警報が発信していました。
点検の結果、当該非常用ディーゼル発電機は待機状態であり、油漏れ等の異常は認められませんでしたが、ディーゼル機関の待機中に潤滑油を供給しているプライミングポンプが停止し再起動できず、潤滑油タンクの油面がポンプの停止に伴い、通常レベルより高くなっていることが確認されました。また、ポンプが停止した原因は、当該ポンプのモータ電源を入り切りする電磁接触器が断線し動作しなくなったためと判明しました。
このため、当該電磁接触器を予備品に取り替え、当該ディーゼル発電機の起動試験を実施し、健全性を確認した後、11月28日19時17分に通常状態(待機状態)に復帰しました。
なお、本事象による周辺環境への放射能の影響はありませんでした。
以 上
|