プレスリリース

2002年10月29日

深夜電力対応全自動業務用生ごみ処理機『リサイクラー』の商品化について



 当社はこの度、松下電器産業株式会社(本社:大阪府門真市 代表者:中村邦夫)と共同で、全自動業務用生ごみ処理機『リサイクラー』を開発しました。電力会社が、生ごみ処理機の開発を行うのは初めてのことです。

 生ごみの処理については、環境負荷低減のため2001年5月に施行された「食品循環資源再生利用促進法(食品リサイクル法)」により、排出抑制・再資源化が積極的に行われるようになっており、生ごみ処理機の市場も年々拡がってきています。
 
 その中で電気乾燥式の生ごみ処理機は、高温風で生ごみを乾燥・加熱除菌処理するため衛生的で、ヒータ熱を利用した触媒脱臭により屋内で使用でき、バイオ式に比べコンパクトで設置スペースも少なく済むというメリットもあり、家庭用はもとより、学校、福祉施設、コンビニエンスストア、飲食店といった業務用分野でも普及が進んでいます。

 当社と松下電器産業(株)は、業務用分野においてさらに普及を加速するため、「ランニングコスト(電気代)をさらに抑えたい」「生ごみ処理排出時に手間・時間がかかるので自動化して欲しい」といった既存ユーザーの要望を反映し、安価な深夜電力が利用できる、全自動(粉砕・乾燥・除菌・減容・排出・電源オフ)の業務用生ごみ処理機『リサイクラー』を開発いたしました。

 これにより、当社では電力需要の拡大と深夜電力の活用による負荷の平準化をはかる事ができ、また、松下電器産業(株)においては、電気式生ごみ処理機の性能向上、ラインアップの拡大による販売台数拡大を見込む事ができます。

 本開発品は、全日型自動業務用生ごみ処理機と併せて、平成15年1月より全国で松下電器産業から、月産300台を目標とし松下電器産業(株)の販売ルートを通じて販売を開始します。

【開発品の特徴】

本体価格は従来品と同等(希望小売価格 約160万円)
深夜電力契約により、電力量料金を大幅削減(従来に比べて約4割削減*)
スタートボタンを押すだけで処理から排出まで全自動の簡単操作
高温加熱による乾燥・触媒脱臭により、除菌、強力脱臭
*低圧電力契約と深夜電力契約を比較。(約226円/回→約140円/回:基本料金は含まず)

【開発品の概要】
定格電圧 三相200V 50-60Hz
定格消費電力 5,360W
最大処理量 約30L(約20kg)/回
処理時間 約5時間
外形寸法・重量 幅560×奥行1,100×高さ943mm、135kg
乾燥方式 温風乾燥(上部)、タンクヒーター加熱(下部)

以  上

プレスリリース