プレスリリース

2002年2月21日

NSネットによる相互評価(ピアレビュー)報告書の受領について

 NSネットは、東海村のウラン加工施設における臨界事故を教訓として、原子力の安全文化の共有化・向上を図り、原子力に対する信頼を回復するため、平成11年12月に設立されました。
 相互評価(ピアレビュー)は、原子力安全に関するNSネット会員間の共通テーマについて会員が相互に評価を実施し、課題の摘出や良好事例の水平展開等を行うことによってお互いが持っている知見を共有し、原子力産業界全体の安全意識の徹底及び安全文化の共有を図ることを目的として、平成12年4月から実施されています。

【NSネットの概要】

○事業概要:
 原子力安全文化の普及
原子力安全文化をテーマとしたセミナー等を開催し、会員間の安全文化の共有化及び向上を図ります。
 会員間の相互評価活動(ピアレビュー)
原子力安全に関する会員間の共通課題について相互評価を実施します。
 原子力安全に係る情報交換・発信
各事業所で生じた原子力安全に関する情報の交換、共有化を図ります。

○会員数:36の企業及び研究機関
 (電力関係14、プラント・燃料加工メーカー他19、研究機関3)
  • なお、中立的立場の第三者(有識者、評論家、ジャーナリスト)で構成される評議委員会を、外部チェック機関として設置しています。

○役 員:
 ・理事長 牧野 昇(三菱総合研究所 相談役)
 ・理 事  10名(当社から 佐藤副社長)
 ・監 事   2名

 

○ピアレビュー実施状況
平成12年4月に(株)三菱原子燃料に対して初めて実施して以来、今回の当社大飯発電所分を含め20の事業所で実施されています。

【大飯発電所での相互評価(ピアレビュー)の概要】

 実施日
平成14年1月22日(火)~25日(金) 4日間
 評価チーム
(財)電力中央研究所、住友原子力工業(株)、東北電力(株)、(株)東芝、(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン、NSネットより計6名
 評価方法
NSネット会員から選ばれた各方面の専門知識を有するメンバーにより、組織・運営、教育・訓練や緊急時対策等、原子力安全に関する共通のテーマについて、現場観察、書類確認、面談によって実施されました。

以 上  

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