プレスリリース

2002年1月31日

高効率圧縮機搭載高ピークシフト型エコアイスの開発について

 このたび当社は、中部電力(株)、東京電力(株)およびダイキン工業(株)と共同で、「高効率圧縮機搭載高ピークシフト型エコアイス」の開発に成功し、平成14年6月よりダイキン工業(株)から発売いたします。
 安い深夜電力で氷やお湯をつくり、昼間の空調にご利用いただくのがエコアイスです。新冷媒採用高ピークシフト型エコアイスは、既に平成12年11月より発売していますが、今回、より電気料金を安くしたい、環境にやさしい機器を使いたいというお客さまの声にお応えし、従来機に比べ、さらなる高効率化を図った「高効率圧縮機搭載高ピークシフト型エコアイス」を開発しました。

【主な特徴】

1 電気料金が安い
今回、さらに高効率化を実現したことにより、年間を通じた電気料金は、通常の非蓄熱エアコンに比べ約40%、従来機に比べ約12%安くなります。

2 環境にやさしい
 (1)高いエネルギー効率
高圧ドームリラクタンスDCインバータ圧縮機(※1)と室外機ファンモータのDC化(※2)などの省エネ技術の採用により、従来機(ダイキン工業(株)製35.5kwとの比較)より23%高い冷房効率を実現し、業界トップのCOP(日量蓄熱利用冷房効率(※3))3.19を達成しました。
 (2)新冷媒の採用
従来機と同様にオゾン層を破壊しないフロンガス(R407C)を採用しました。
 (3)廃棄時の環境への配慮
従来機と同様に蓄熱タンクは、ポリエチレン製を採用し、廃棄時の環境への配慮をしました。
※1) 圧縮機のモーターを低圧部(冷媒吸入側)から高圧部に配置し、冷媒の抵抗(吸入圧力損失)を減らして高効率化を達成。更に、このモータは強力な磁場を持つネオジウム磁石のリラクタンス(磁気抵抗)の変化で生じる回転トルクを利用した高効率のDCモータとした。
※2) 従来の誘導電動機からすべりの無いDCモータに替えることで高速域でも20%効率を改善でき ました。
※3) 昼間利用冷房能力(kWh)を一日の消費電力量(kWh)で除した値で、値が大きいほど昼夜間通しての効率が総合的に高い(省エネ性が高い)ことを示します。

以 上 

<参考資料>


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