プレスリリース

2002年1月28日

原子力発電所における定格熱出力一定運転の導入について

 当社は、昨年12月17日に、経済産業省において、原子力発電所における定格熱出力一定運転の導入手続きが明示された通達が制定されたことを受け、安全を維持しながらエネルギーの有効活用が図れること、ならびにCO2の排出量を削減できることから当社の全ての原子力発電所において、定期検査に入るプラントで準備を整え平成14年度以降、順次、定格熱出力一定運転を実施していくこととします。

 このため、経済産業省の通達「定格熱出力一定運転を実施する原子力発電設備に関する保安上の取扱いについて」に基づき、美浜発電所2号機、高浜発電所2号機および大飯発電所4号機の発電設備健全性評価を行い、本日、その評価書を経済産業省に提出しました。

 今後、美浜、高浜および大飯発電所の残りのプラントについても、準備が整い次第、定格熱出力一定運転導入に向けた手続を開始していきます。

 (参考)
 定格熱出力一定運転とは、原子炉熱出力を原子炉設置許可で認められた最大値である定格熱出力に一定に保ったまま運転する方法であり、冬季のように海水温度が低い時期には発電効率が良くなり、発生する電気が増加するため、当社では、年間平均2%程度の発電電力量の増加が期待されています。

以 上  

 

<参考資料>


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