プレスリリース

2001年12月21日

プルサーマル計画推進に向けた取り組み状況について

1.プルサーマル実施の基本方針
 高浜発電所に保管しているMOX燃料の早期返送に努め、返送が具体化した後、速やかに高浜発電所3,4号機の次期計画を策定

2.原子力に対する理解活動
(1)原子力施設見学会の実施
 
 ○ 2001年10月1日~11月30日の見学者数 19,468人
 
(前年同期16,605人※)
 
※当社から他社施設への見学者実績を含んでいない。

(2)双方向コミュニケーションの強化(2001年4月~11月)
 
 ○ 立地地域の方々へのきめ細かな訪問活動の実施(延約1,400人)
 ○ 各種団体・企業等への出前説明会の実施(約220回、約5,000人)
 ○ シンポジウム等の開催
  近畿大学原子力展にて理解促進活動を展開
   
 日時:11月2日(金)~3日(土・祝)
   
 場所:近畿大学原子力研究所
   
 参加者:約1,800名
   
 概要:
都市部における原子力に関する知識の普及・向上を目的として、毎年近畿大学の学園祭に合わせ、原子力研究所で「なるほど原子力展」を開催し、見学者には実際に原子炉の運転を体験していただいている。
     主なコーナー: 原子炉運転体験会、見学会
ミニセミナー(原子力をやめる国・進める国)
各種実験(おもしろ実験ステージ、放射線の実験、工作ひろば、水力発電の実験)
     
  関西地区の原子力関係諸団体で組織した関西原子力情報ネットサーフィンの協力を得てシンポジウムを主催
     日時:11月8日(木) 15:00~17:30
     場所:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)
     参加者:約250名
     概要: 関西原子力情報ネットサーフィン設立1周年記念として、当社主催でシンポジウムを開催。「暮らしと放射線」をテーマとした久保寺昭子氏の基調講演と、「暮らしと原子力のつながりを考える」をテーマとしたパネルディスカッションを開催した。
     
  電気の生産地と消費地に暮らす女性交流活動として「福井女性エネの会」と「大阪エレの会」のエネルギー会議を開催
     日時:11月12日(月)
     場所:中之島プラザ、原子燃料工業熊取事業所、京都大学原子炉実験所
     参加者:約120名
     概要: 「電気の生産地と消費地にくらす女性交流エネルギー会議」として、「福井女性エネの会(代表:政野澄子氏)」と「大阪エレの会(代表:井上チイ子氏)」の交流会の実施に協力した。
     主な内容: 原子燃料工業熊取事業所、京大原子炉実験所の見学
木元教子氏(原子力委員会委員)による基調講演
「エネルギー紙芝居」「テーブルワイワイトーク」

 
 ○ 当社ホームページにプルサーマルコーナーを設置
 
 (8/10~11/末、アクセス数:56,060件)
   
 ○ 地元CATVを活用した広報活動の実施
   (美浜町2回、高浜町12回、大飯町8回)

(3)次世代層へのエネルギー教育支援活動の強化 (2001年4月〜11月)
 
 ○ 地元・若狭と消費地・大阪の子供サミットによる交流活動の実施
 
(2001.8若狭にて実施、33名参加、2002.3大阪にて実施予定)
 ○ 小中高等学校との連携・支援活動の充実
  (当社社員による出前教室や見学会の実施、約580回、約30,100人)
 ○ エネルギー教育カリキュラムや教材の作成
 
(原子力安全システム研究所との共同実施、2001年度:エネルギー・環境教育カリキュラムを開発、2002年度:学習年代に応じた図書教材を開発予定)

(参考)MOX燃料返送の主要な手続き
 
 ○ 日米原子力協定に基づく日本政府から米国政府への核物質移転申請
 
(米国政府内で手続き中)
 ○ 輸送容器許認可
  ・放射性輸送物設計承認申請(8月23日、国土交通省に対し申請)
・容器承認申請
 ○ BNFL受け入れ施設の英国許認可(9月21日、英国原子力施設検査局より許可)

以 上 

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