- 1.今回の定期検査を利用して実施した主な工事等
- (1)1次冷却材ポンプ供用期間中検査 (図-1参照)
- 1次冷却材ポンプの供用期間中検査として、4台ある1次冷却材ポンプのうち、B-1次冷却材ポンプについて、主フランジボルト、並びに同締め付け部等耐圧部の健全性を確認するとともに、分解検査としてインペラ等の内部部品について点検しました。
- (2)原子炉容器供用期間中検査
- 原子炉容器の供用期間中検査として、原子炉容器の溶接部等について、計画的に超音波による探傷検査を行い、健全性を確認しました。
- (3)原子炉容器照射試験片取出工事
- 中性子照射による原子炉容器の材料特性変化を定期的に把握するため、原子炉容器内部に設置している照射試験片を計画的に取り出しました。
- 2.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査(ECT)の結果
- 蒸気発生器伝熱管(AおよびC-蒸気発生器、計6,764本)について、その健全性を確認するため、渦流探傷検査(ECT)を実施した結果、有意な信号は認められませんでした。
- (参考)各蒸気発生器の伝熱管数:
- Aループ 3,382本(今回検査実施)
- Bループ 3,382本
- Cループ 3,382本(今回検査実施)
- Dループ 3,382本
- 3.燃料集合体の取替え
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- 燃料集合体全数193体のうち81体を取り替えました。
(取替用燃料集合体のうち72体は新燃料集合体。)
- 4.次回の定期検査の予定
- 平成15年冬頃
以 上
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