- 1.今回の定期検査を利用して実施した主な工事等
- (1)1次冷却材ポンプ供用期間中検査 (図-1参照)
- 1次冷却材ポンプの供用期間中検査として、3台ある1次冷却材ポンプのうちA-1次冷却材ポンプについて、主フランジボルト、締め付け部等耐圧部の健全性を確認するとともに、分解検査としてインペラ等の内部部品について点検を行い、異常のないことを確認しました。
- (2)原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事 (図-2参照)
- 海外における原子炉冷却系統設備の損傷事例等に鑑み、将来的な健全性維持 を図るという予防保全の観点から、原子炉冷却系統設備の化学体積制御系統などの配管の一部について、材質等を変更した新しい配管に取り替えるとともに、溶接方法を変更しました。
- 2.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査(ECT)の結果
- B-蒸気発生器伝熱管全数(計3,382本)について、その健全性確認のため、渦流探傷検査(ECT)を実施した結果、有意な信号は認められませんでした。
- (参考)各蒸気発生器の伝熱管設備本数:
- Aループ 3,382本
- Bループ 3,382本(今回検査実施)
- Cループ 3,382本
- 3.燃料集合体の検査結果
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- 燃料集合体(8体)について外観検査を実施した結果、異常は認められませんでした。
また、燃料集合体全数157体のうち77体を取り替えました。
(取替用燃料集合体のうち56体は新燃料集合体)
- 4.次回の定期検査の予定
- 平成14年 秋頃
以 上
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