プレスリリース
2001
2001年7月6日
高浜発電所3号機の定期検査状況について
(蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果並びに原因と対策)
高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格出力87万キロワット)は、平成13年6月10日から第13回定期検査を実施していますが、蒸気発生器伝熱管の健全性確認のため、伝熱管の全数(既施栓管を除く10,114本)について、渦流探傷検査(ECT)を行いました。
状況は以下のとおりです。
[蒸気発生器伝熱管全数の渦流探傷検査結果]
渦流探傷検査の結果、A-蒸気発生器の伝熱管5本、B-蒸気発生器の伝熱管7本、およびC-蒸気発生器の伝熱管5本の計17本に有意な信号指示が認められました。
信号指示が認められた箇所は、高温側の管板拡管部であり、前回(第12回)定期 検査および高浜発電所4号機第11回、第12回定期検査で認められた信号指示と同 様であることから、原因は製作時に伝熱管を管板部で拡管する際、管内面で局所的に
引張りの残留応力が発生し、これと運転時の内圧とが相まって、伝熱管内面から応力 腐食割れが発生したものと推定されました。
有意な信号指示が認められた伝熱管については、施栓することとします。
以 上
(経済産業省によるINESの暫定評価)
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INES:国際原子力事象評価尺度
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<参考資料>