プレスリリース
2000
2000年11月15日
美浜発電所3号機の定期検査状況について
(二次系主給水管からのわずかな蒸気漏れについて)
美浜発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格出力82万6千キロワット)は、第 18回定期検査にて、平成12年10月25日に並列し、100%出力で調整運転中のところ、本日3時頃、二次系主給水管の保温材よりわずかな蒸気が漏れていることを、巡回点検中の運転員が発見しました。
このため、保温材の一部を撤去し調査したところ、主給水管の放射線検査用栓*の漏れ止め溶接部から蒸気が漏れていることが確認されました。 主給水流量、蒸気発生器水位等のパラメータに変化はありませんが、念のため、本日12時より出力降下を開始し、同19時30分頃にプラントを停止して、当該箇所の補修を実施する予定です。
このため、保温材の一部を撤去し調査したところ、主給水管の放射線検査用栓*の漏れ止め溶接部から蒸気が漏れていることが確認されました。 主給水流量、蒸気発生器水位等のパラメータに変化はありませんが、念のため、本日12時より出力降下を開始し、同19時30分頃にプラントを停止して、当該箇所の補修を実施する予定です。
なお、漏れた蒸気は放射能を帯びていない二次系の水であり、この事象による環境への放射能の影響はありません。
以 上
* | 放射線検査用栓とは:建設時における使用前検査において、主配管溶接部の健全性を確認するための放射線透過検査に使用した穴を閉止するためのネジ止め式の栓。 なお、放射線検査用の穴は運転開始以降使用しておりません。 |
<参考資料>