プレスリリース

2000年8月21日

高浜発電所2号機の出力降下について

 高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格出力82万6千キロワット)は、定格出力 運転中のところ、本日17時30分頃に、2次冷却水を加熱して蒸気発生器に戻す給水系(2系統)のうちA系統の第6高圧給水加熱器ドレン流量(*)の増加が認められたため、 本日21時40分から出力降下を開始し、22時55分頃、定格出力の約75%として 点検・調査を実施することとします。
 なお、当該高圧給水加熱器は2次系機器であり、今回の事象による環境への放射能の影響はありません。

以 上  

(*) 高圧給水加熱器は、2次系のタービンの蒸気により蒸気発生器への2次系の給水を加熱しているが、加熱後の蒸気はドレン水(凝縮水)となる。通常、ドレン流量はほぼ一定であるが、伝熱管に損傷等が発生した場合、給水が蒸気側に漏れ込み、ドレン水と混合するため、流量が増加する場合がある。
なお、ドレン水は、脱気器に回収され、再び給水となる。

<参考資料>


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