プレスリリース

2000年7月7日

大飯発電所2号機の出力降下について

 大飯発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格出力117万5千キロワット)は、定格出力で運転中のところ、7月7日9時50分頃、運転員の巡回点検にて、2次系の3B湿分分離加熱器(*1)第2段ヒータドレンタンク(*2)のマンホール下部より、蒸気が漏れているのが確認されました。
 このため、本日11時15分より出力降下を開始し、同13時頃に電気出力を約65%とした上で、漏えい箇所の点検・補修を実施します。

 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。

 (*1)湿分分離加熱器:
高圧タービンで仕事をした蒸気を、引き続き低圧タービンで使用する前に、湿分を除去し、蒸気の温度を高めるために再加熱する熱交換器。

 (*2)ヒータドレンタンク:
高圧タービンで仕事をした蒸気を、引き続き低圧タービンで使用するために加熱する別系統の蒸気が、加熱後水になることから、これを回収して一時的に貯蔵するタンク。

<参考資料>


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