プレスリリース

2000年6月29日

本支店組織の一部改正等について

 当社は、本年4月に新たな「中期経営方針」を策定いたしましたが、この完遂に向けて全社をあげて取組むため、以下の項目を柱とする組織改正を実施いたしました。

(1)グループ総合力の発揮と個別競争力の強化
(2)お客さまの意図に基づく事業運営とITを原動力とする絶えざる企業変革
(3)確固とした品質・安全体制の構築

その概要は以下のとおりです。

1.グループ総合力の発揮と個別競争力の強化
 グループとしてのより大きなお客さま価値、企業価値を創出していくと同時に、発電や小売等の個々の競合分野における競争力を強化していくため、「経営=全社戦略機能」と「執行=部分執行機能」を同時強化する観点から、以下の改正を行います。

 (1)トップマネジメントの改正
 本年4月1日附で、全社横断的戦略を審議・推進していく最高機関である「経営会議」と、お客さま、財務・コスト、グループ事業等の個々の戦略に即した「委員会」をそれぞれ設置いたしましたが、これらの会議体のメンバーあるいはトップに副社長を任命し、副社長以上での全社戦略審議機能の強化を図りました。
 その一方で、専務・常務が社長の立場で決裁できる部門執行案件を新たに設け、機動的な意思決定を目指します。

 (2)本店組織の再編
 本店組織をお客さま部門、事業部門、コーポレート戦略部門および共通サービス部門に大別し、このうち個別競争力を強化しつつ自律的な事業運営を遂行していくべき部門を「事業本部」、事業活動を経営的側面から支援・統括し、グループ全体の最適化に努めるべき部門を「室」にそれぞれ再編するとともに、これらのうち、中期経営方針推進上の中核部門であって全社横断的な統括機能を発揮しつつ事業運営にあたるべき部門を「本部」としました。

 (3)グループマネジャー制の導入
 意思決定の迅速化や効率的業務運営に資するとともに、人材の多面的・戦略的活用を促進しうるよう、職位階層の抜本的短縮を前提としたグループ制(グループマネジャー制)を本店の本部、事業本部および室、支店、支社の本部および室に導入いたしました。

2.お客さまの意図に基づく事業運営とITを原動力とする絶えざる企業変革
 (1)総合技術研究所の再編
 お客さま対応体制の強化をさらに押し進めるため、総合技術研究所を再編し、お客さま利用機器に関する研究開発体制の強化を図りました。

 (2)経営改革・IT本部の設置
 ITを企業変革の原動力として、従来の電力事業運営にとらわれない新たなビジネスモデルや経営スタイルを追求・具現化する拠点として、「経営改革・IT本部」を設置しました。

3.確固とした品質・安全体制の構築
 (1)全社品質・安全体制の確立
 平成12年7月からはじまる保安規制の見直しに確実に対応していくため、4月1日付で設置した品質・安全委員会に加え、企画室品質監査グループを強化し、「品質・安全監査室」を設置しました。

 (2)品質・安全の強化を目指した原子力体制の再編
 原子力の安全・高稼働運転の継続、原子力を基軸とした公益的課題への着実な対応等に向け、若狭支社にある品質・安全管理機能を強化する観点から、発電所運営に直結する管理業務を本店から若狭支社に移管した上で、「安全管理本部」を設置しました。

4.その他
 株主重視の経営を一層推し進め、より資本市場からの理解をいただくために、経営戦略策定の基点である企画室に「IRチーム」を設置しました。
 また、役員層の体制については、岩崎副社長、後藤常務に対し「IR推進担当」を指示いたしました。

以 上  

<参考資料>


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