プレスリリース

2000年5月29日

美浜発電所3号機並びに大飯発電所1号機、2号機
の定期安全レビュー報告書の提出について

 当社は、本日、美浜発電所3号機(加圧水型、定格出力82.6万キロワット)並びに大飯発電所1号機、2号機(加圧水型、定格出力117.5万キロワット)の定期安全レビューの報告書をとりまとめ、通商産業省へ提出しました。

 定期安全レビュー(PSR:Periodic Safety Review)は、自主保安活動の一環として、運転経験の包括的評価、最新の技術的知見の反映状況および確率論的安全評価に基づき、発電所の安全性・信頼性を総合的に評価するものです。

 美浜発電所3号機並びに大飯発電所1号機、2号機で実施した定期安全レビューの概要は以下のとおりです。

 ①運転経験の包括的評価
 運転管理、保守管理、燃料管理、放射線管理、放射性廃棄物管理および事故・故障等の対応の各分野ごとに、運転開始から現在(平成10年度末)まで各種データトレンド、設備や管理の改善状況等を整理し、当該号機の安全性等を維持向上させる諸活動が適切に実施されていることを確認しました。

 ②最新の技術的知見の反映状況
 設備の信頼性向上等のための技術開発の成果、原子力発電所の安全性に関する種々の研究の成果、並びに国内外発電所の事故・故障等から得られた教訓に基づく知見等についても、設備の更新や改造等を行うことにより適切に反映してきています。

 ③確率論的安全評価
 確率論的安全評価を実施して、炉心及び格納容器の健全性の維持のための安全上の特徴を把握し、原子炉の停止、炉心の冷却、放射性物質の閉じ込めといった基本的な安全機能が発電所の高い安全性を確保していることを確認しました。

 以上のことから、同号機の安全性・信頼性は高い水準にあることことが確認できました。

 当社は、今後とも安全・安定運転に努めると共に、安全性・信頼性のなお一層の向上に取り組んで参る所存であります。

以 上  

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