プレスリリース

2000年4月26日

営業概況

  1. 販売電力量実績
      (注) 四捨五入の関係で合計が合わないことがある。
    3  月  分 1999年度下期分 1999年度分
    販売電力量 対前年
    同月比
    販売電力量 対前年
    同期比
    販売電力量 対前年
    同期比
    電 灯 39億81百万kWh 112.8% 224億08百万kWh 104.8% 435億55百万kWh 102.5%
    電 力 79億89百万kWh 105.9% 468億19百万kWh 102.6% 968億48百万kWh 100.5%
    合 計 119億70百万kWh 108.1% 692億27百万kWh 103.3% 1,404億03百万kWh 101.1%

    <3月分>
    ○電  灯
     2月から3月中旬までの平均気温が前年に比べ低く推移し暖房需要が増加したことおよび閏年の影響で前年より検針期間が長かったことなどから、電力量対前年比は112.8%と高い伸びとなった。
    ○電  力
     民生用需要は、電灯需要と同様に暖房需要が増加したことおよび閏年の影響などにより、業務用電力が電力量対前年比107.6%、低圧電力も同116.5%とそれぞれ高い伸びとなった。
     産業用需要は、大口電力が電力量対前年比102.4%と5カ月連続で前年実績を上回り、高圧電力Aは閏年の影響などにより同109.4%と高い伸びとなった。
     電力計では、電力量対前年比105.9%と前年実績を上回った。
    ○ 電灯電力合計
     電力量対前年比は108.1%と前年実績を上回った。


    <1999年度下期分>
    ○電  灯
     9月の平均気温が前年に比べ高く推移し冷房需要が増加したことにより10月分が高い伸びとなったことや閏年の影響で検針期間が長かったことなどにより3月分が高い伸びとなったことから、電力量対 前年比は104.8%と5期連続で前年実績を上回った。
    ○電  力
     民生用需要は、電灯需要と同様、気温影響などで10月分や3月分が高い伸びとなったことなどから、業務用電力が電力量対前年比103.5%、低圧電力も同106.0%とそれぞれ2期振りに前年実績を上回った。
     産業用需要は、閏年の影響や景気回復の兆しもあって、大口電力が電力量対前年比101.1%、高圧電力Aも同104.5%とそれぞれ5期振りに前年実績を上回った。
     電力計では、電力量対前年比102.6%と5期振りに前年実績を上回った。
    ○ 電灯電力合計
    電力量対前年比は103.3%と2期振りに前年実績を上回った。


    <1999年度分>
    ○電  灯
     夏前半の平均気温が前年に比べ低く推移したことによる冷房需要の大幅減少があったものの、春先の低気温や残暑の影響などにより電力量対前年比は102.5%と81年度以降19年連続で前年実績を上回った。
    ○電  力
     民生用需要は、業務用電力が電力量対前年比101.2%と75年度以降25年連続で前年実績を上 回り、低圧電力は同100.6%と2年連続で前年実績を上回った。
     産業用需要は、大口電力が9月に23カ月振りに前年実績を上回り、以降は10月を除きプラスで推移したものの、上期の落ち込みが影響し、電力量対前年比99.7%と2年連続で前年実績を下回った。一方、高圧電力Aは8月以降堅調な伸びが続いたことから同101.9%と2年振りに前年実績を上回った。
     電力計では、電力量対前年比100.5%と2年振りに前年実績を上回った。
    ○ 電灯電力合計
    電灯電力合計では電力量対前年比101.1%と7年連続で前年実績を上回った。



  2. 大口電力産業別需要実績
    <3月分>
     製造業計の電力量対前年比は102.5%と5カ月連続で前年実績を上回った。
     製造業17業種では、『パルプ・紙』『石油・石炭製品』『ゴム製品』『鉄鋼』『非鉄金属』『金属製品』『一般機械』『電気機械』『輸送用機械』『精密機械』『その他製造業』の11業種がプラスとなった。
     業種別にみると、素材型産業のうち『鉄鋼』は、電力量対前年比107.2%と前年実績を上回った。『化学』は、「ソーダ」「化学繊維」がプラスとなったものの「石油化学」「酸素」がマイナスとなったことにより、化学計の電力量対前年比は98.4%と前年実績を下回った。また『窯業・土石』は、「炭素黒鉛」がプラスとなったが、「ガラス」「セメント」がマイナスとなったことにより、窯業・土石計の電力量対前年比は95.7%と22カ月連続で前年実績を下回った。
     一方、加工型産業のうち機械関係は、『一般機械』『電気機械』『輸送用機械』『精密機械』が揃ってプラスとなったことから、機械計の電力量対前年比は103.2%と5カ月連続で前年実績を上回った。

    <1999年度分>
    下期以降は景気回復の兆しを受けてプラスに転じる業種が増えたものの、上期の落ち込みが影響し、製造業計の電力量対前年比は99.4%と3年連続で前年実績を下回った。
     製造業17業種のうちプラスとなったのは、『食料品』『パルプ・紙』『出版・印刷』『一般機械』『電気機械』『輸送用機械』『精密機械』『その他製造』の8業種であった。
     業種別にみると、素材型産業のうち『鉄鋼』は、年度後半には好調なアジア向け輸出に支えられ生産量が増加したが、前半の大幅減産が影響し電力量対前年比99.1%と4年連続で前年実績を下回った。『化学』は、アジア向けの生産が好調な業種があるものの、か性ソーダや塩素の生産量が減少したことなどから、電力量対前年比は98.5%と2年連続で前年実績を下回った。また『窯業・土石』はセメントの大幅減産などにより、電力量対前年比95.5%と3年連続で前年実績を下回った。
     一方、加工型産業のうち機械関係は、年度後半にベアリングやディーゼルエンジンの生産量が増加した『一般機械』が前年実績を上回り、『電気機械』も電子部品などが好調でプラス、『輸送用機械』も軽自動車の生産量増加などによりプラスとなったことなどから、機械計の電力量対前年比は101.0% と2年振りに前年実績を上回った。

<参考資料>


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