プレスリリース

1999年10月28日

西京都変電所停電事故の原因について

 当社の西京都変電所(京都市西京区)50万ボルト変圧器の保護装置のトラブルにより、10月27日11時48分、京都府および兵庫県の一部を中心に約40万軒(約96万kW)のお客さまに停電が発生しました。
 西京都変電所の送電ルートを切り替えることにより、同日12時46分には全てのお客さまへの送電を再開いたしました。

 当社は、その後、停電の原因となった西京都変電所50万ボルト変圧器の保護装置について、調査を進めてまいりました。
 事故発生当時、西京都変電所では変圧器の保護装置(保護継電器盤)1台の取替工事を行っており、その据付が適切に行われていることを最終確認する試験を実施中でした。確認試験は、切り離された系統内で模擬的に信号を入力し遮断器が動作することを確認するものですが、この際、取替えを行った保護継電器回路の一部に接続不具合箇所があり、そのため稼働中の他の系統の遮断器が働き、停電につながったことが判明しました。
 今後は、社内に事故対策検討会を設置し再発防止対策を早急に検討し、取りまとめたいと考えております。

 今回の停電事故では、多くの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。

以 上 

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