プレスリリース

1999年9月1日

美浜発電所2号機の定期検査開始について

1.今回の定期検査を利用して実施する主な工事等
 (1)原子炉容器上部ふた取替工事
 中長期的な保守性、経済性等を総合的に勘案し、将来的な健全性維持を図るという予防保全の観点から、既設の原子炉容器上部ふたを撤去し、新しい型の原子炉容器上部ふたに取替えます。

 (2)余熱除去系統注入ライン増強工事
 アクシデントマネジメント(AM)対策として、余熱除去系の再循環ができなかった場合に代替再循環経路を確保するため、新設の代替再循環ポンプを設置し余熱除去(低圧注入)系統注入ラインに接続します。

 (3)原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事
 海外における原子炉冷却系統設備の損傷事例等に鑑み、将来的な健全性維持を図るという予防保全の観点から、原子炉冷却系統設備の小口径配管の一部について、材質を変更した新しい配管に取り替えます。

2.燃料集合体の取替え

 燃料集合体全数121体のうち37体を取替える予定です。
  (取替用燃料集合体のうち36体は、新燃料集合体。)
3.今後の予定
 
原子炉起動、臨界:平成11年11月 中旬
調整運転開始 :平成11年11月 中旬
本格運転再開 :平成11年12月 中旬

以 上

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