プレスリリース

1999年6月11日
関西電力株式会社

美浜発電所2号機の運転再開について

 美浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格出力50万キロワット)は、復水器内に海水の微少な漏れ込みがあるものと推定されたことから点検・補修のため、平成11年4月29日より電気出力を約65%として運転していましたが、4月30日にBループの余剰抽出水系統取出配管部付近からわずかな水漏れが認められたことから、点検、調査のため、同日に発電を停止しました。
 復水器の漏えいについては調査の結果、2B復水器の細管1本に漏えいが認められ、原因は潰食が発生・進展したことにより貫通漏えいに至ったものと推定されました。
対策として、2B復水器の漏えい細管1本及び渦流探傷検査により施栓基準に達していた細管93本(1B23本、2B70本)について施栓を行いました。

 余剰抽出水系統配管からの漏えいについては調査の結果、Bループ1次冷却材ポンプ入口配管の余剰抽出水系統取出配管曲げ部の背側中心部近傍に直線状の割れ(外表面長さ約7mm)が確認されました。原因は、1次冷却材配管から高温の1次冷却水が当該配管に入り込んで低温水との間に生じる温度の境界面の変動により熱応力が繰り返し作用したことと、配管曲げ加工による残留応力と相まって熱疲労による割れが内面に発生し、徐々に進展して貫通漏えいしたものと推定されました。対策として、当該配管についてBループ1次冷却材ポンプ入口配管から曲げ部までの長さを変更するとともに、残留応力の小さい曲げ管に取替えました。

[平成11年4月29日、30日、5月7日、25日記者発表済]

 復水器については、念のため、1A及び2A復水器の細管全数についてもECTを実施した結果、10本(1A9本、2A1本)の細管が施栓基準に達していたことから施栓しました。
 余剰抽出水系統配管については、当該損傷部の補修を終了し、念のため、原子炉起動前に当該曲げ部付近の温度測定を行った結果、温度の境界面は当該曲げ部より下流側の水平配管部に位置していることを確認しました。
 今後、6月12日に原子炉を起動、臨界とした後、同日に発電を再開する予定です。

以 上

<参考資料>