プレスリリース

1998年7月14日

返還ガラス固化体に係る事業所外廃棄確認申請書の変更(一部取下げ) 及び返還ガラス固化体に係る事業所外廃棄確認申請について

     第4回返還の第1回申請の返還ガラス固化体の所有者である関西電力、中部電力及び日本原子力発電は、6月3日に事業所外廃棄確認申請を行いました。このガラス固化体40本のうち関西電力3本及び中部電力2本について、ガラス固化体の取り替えを行います。
  • 経緯
     仏国における検査に先立ち、COGEMAがガンマ線線量率の測定を行ったところ、その測定値が他のガラス固化体と比べ低いガラス固化体が5本あり、COGEMAからこれらのガラス固化体を取り替えたいとの提案がありました。

     所有者である各電力会社は検討の結果、COGEMAの提案を受けることとしました。

  • 検討
     各ガラス固化体のガンマ線線量率は、測定誤差等によりばらつきが生じるものですが、ガラス固化体中に含まれるガンマ線を放出する核種(セシウム137等)の放射能量に概ね比例します。そこで、5本のガラス固化体について、ガンマ線線量率の放射能量に対する比をとってみたところ、測定誤差等により推定されるばらつきの範囲内に入っておりましたが、これまでに返還されたガラス固化体の実績に比べ低い値となっていました。

     このため、COGEMAの提案どおり取り替えを行うこととしました。

  • 今後の対策
     今後は申請後にこのような取り替えを行わないよう、事前確認をして申請することとします。

以 上  

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