プレスリリース

1998年5月11日

高浜発電所の原子炉設置変更許可申請について

    (1)発電所名
      高浜発電所

    (2)変更する施設名

      燃料集合体(3号機及び4号機)

    (3)変更する理由

       資源の有効利用及び使用済燃料の適切な処理処分の観点から、使用済燃料を再処理して得られるプルトニウムを利用したウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)を取替燃料の一部として装荷する。

    (4)構造及び設備

      MOX燃料の仕様は以下のとおりとする。
      • MOX燃料の基本構造
        MOX燃料集合体の構造、寸法、形状等は17行17列型ウラン燃料集合体と同一である。
      • プルトニウム富化度
        ペレット最大 約13wt%以下
        集合体平均 約4.1wt%濃縮ウラン相当以下
    
                  全プルトニウム量
    プルトニウム富化度=---------------------------------
               全プルトニウム量+全ウラン量
    
      • MOX燃料集合体プルトニウム富化度分布
        3種類の富化度分布を持たせている。
      • 燃料集合体最高燃焼度
        45,000MWd/t
      なお、MOX燃料集合体の炉心装荷体数は最大40体とする。

    (5)装荷計画

       MOX燃料は、高浜4号機において、平成11年に実施予定の第11回定期検査にて8体装荷し、高浜3号機においても、平成12年に実施予定の第12回定期検査にて8体装荷する予定である。以降、順次MOX燃料を装荷していくが、炉心装荷体数は最大40体とする。
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