プレスリリース

1998年3月13日

大飯発電所3号機の定期検査開始について

1.今回の定期検査を利用して実施する主な工事等

    (1)1次冷却材ポンプ供用期間中検査
     1次冷却材ポンプの供用期間中検査として4台ある1次冷却材ポンプのうち、B-1次冷却材ポンプについて、主フランジボルト、締めつけ部等耐圧部の健全性を確認するとともに、分解検査としてインペラ等の内部部品について点検します。

    (2)余熱除去系、格納容器スプレイ系配管接続工事
     アクシデントマネジメント(AM)対策として、余熱除去系の再循環ができなかった場合に、格納容器スプレイポンプを用いた炉心への再循環経路を確保するため、余熱除去(低圧注入)ポンプ出口配管と格納容器スプレイポンプ出口配管を接続します。

    (3)原子炉格納容器供用期間中検査
     原子炉格納容器(プレストレストコンクリート製格納容器:PCCV)の供用期間中検査として、縦方向緊張ケーブル4本および円周方向緊張ケーブル5本について引張り力を確認します。

2.燃料集合体の取替え

    燃料集合体全数193体のうち77体を取替える予定です。
    (取替用燃料集合体のうち76体は、新燃料集合体。)

3.今後の予定

 
原子炉起動、臨界:平成10年4月 下旬
調整運転開始  :平成10年4月 下旬
本格運転再開  :平成10年5月 中旬

以 上

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