お知らせ・更新情報

2019年7月2日

大飯発電所3号機の緊急時対策支援システム(ERSS)への一部データ伝送の復旧について

 2019年7月1日、定期検査中の大飯発電所3号機において、国の緊急時対策支援システム(ERSS)へ、一部のデータが正常に伝送されていないことを確認しましたが、復旧作業が完了し、同年7月2日18時40分、データ伝送を再開しました。

 正常に伝送されていない間も、中央制御室で、当該データも含めてプラント状態の監視を通常通り行っており、プラントデータの指示値変動等の異常はなく、発電所の安全性に問題はありませんでした。また、正常に伝送されていないことを確認して以降、適宜、メール等により原子力規制庁へ報告していました。
 本件の原因について確認した結果、今回の定期検査で実施した炉内温度監視盤の取替えに伴うプログラム改造の際、ERSSへのデータ伝送の設定が適切に実施できていなかったため、データが正常に伝送されていませんでした。
 当社は今後、対策を検討し実施することで再発防止に努めてまいります。

 なお、本件による環境への放射能の影響はありません。

※緊急時対策支援システム(ERSS:Emergency Response Support System)
原子力施設から常時伝送されるプラントパラメータ情報を受け、原子力施設の状況を把握するための国のシステム。
○伝送の不具合が判明した項目
  • ・大飯3号機 炉心出口温度の平均
  • ・大飯3号機 炉心出口温度の最大

以 上