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2015年11月12日

高浜発電所3号機の工事計画変更認可について

 当社は、平成27年10月1日に提出した高浜発電所3号機の工事計画変更認可申請書について、平成27年10月28日に工事計画変更認可申請の補正書を提出し、本日、原子力規制委員会より認可をいただきました。

 高浜発電所3号機については、平成27年8月4日、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律に基づき、工事計画認可をいただきましたが、

  • ・組織改正(原子力技術部門統括(土木建築)の設置)を実施したことに伴う工事計画の設計及び工事に係る品質管理の方法等に関する事項への反映
  • ・重大事故等対処設備に燃料を給油するためのタンクローリーの登録機種を3機種から2機種に変更したこととそれに伴うマンホールふたの材料変更について、機器の仕様などを記載する要目表の記載の適正化
  • ・平成27年9月29日の高浜発電所4号機の工事計画認可の補正申請に伴う、その補正内容の基本設計方針等への反映
を行った上、関連する添付資料等も含め適正化し、平成27年10月1日に工事計画変更認可申請書を提出しました。

 その後、原子力規制委員会と申請内容の確認を行う中で、工事計画の設計及び工事に係る品質管理の方法等に関する事項について、原子炉冷却系統施設を対象に品質管理の方法等に関する具体的内容を記載していましたが、その他の施設についても変更の内容を適用することを明確にするため、品質管理の方法等に関する具体的内容を記載したほか、一部記載を適正化するとともに、タンクローリーの燃料の容量について、機器の仕様などを記載する要目表の記載を明確化し、平成27年10月1日に提出した工事計画変更認可申請について、平成27年10月28日に工事計画変更認可申請の補正書を提出し、本日、認可をいただきましたのでお知らせします。

以 上

<高浜発電所3号機の工事計画変更認可の概要>
(高浜発電所3号機の工事計画変更認可申請の概要)
  認可時(平成27年8月4日) 変更申請時(平成27年10月1日)
設計及び工事に係る品質管理の方法等に関する事項
本店組織
  • ・原子力技術部門統括
【組織改正(原子力技術部門統括(土木建築)の設置)を実施したことに伴う反映】
本店組織
  • 原子力技術部門統括(原子力技術)
  • 原子力技術部門統括(土木建築)
基本設計方針
浸水防護施設
【高浜発電所4号機の工事計画認可の補正内容の反映】
浸水防護施設
  • 放水口側防潮堤のうち杭基礎形式部は、液状化対策による地盤改良を行った地盤に設置する。
適用基準及び
適用規格
浸水防護施設
【高浜発電所4号機の工事計画認可の補正内容の反映】
浸水防護施設
  • JIS A 5525-2009 鋼管ぐい
  • JIS G 3136-2012 建築構造用圧延鋼材
要目表
タンクローリー(3・4号機共用)
  • ・マンホールふたの材料
    SS400、SAPH400
  • ・登録機種
    3機種
【記載の適正化】
タンクローリー(3・4号機共用)
  • ・マンホールふたの材料
    SAPH440、SAPH400
  • ・登録機種
    2機種

※下線部の関連する添付資料及び添付図面についても同様に修正。

(高浜発電所3号機の工事計画変更認可申請の補正書の概要)
  変更申請時(平成27年10月1日) 補正時(平成27年10月28日)
設計及び工事に係る品質管理の方法等に関する事項 原子炉冷却系統施設を対象に品質管理の方法等に関する具体的内容を記載。
(その他の施設区分は、原子炉冷却系統施設に従うこととしていたため)
【記載の明確化】
全ての施設で品質管理の方法等に関する具体的内容を記載。
(1)品質保証活動の実施計画に係る組織
【記載の適正化】
(1)品質保証の実施に係る組織
要目表
タンクローリー(3・4号機共用)
容量(単位:リットル):5,526.28以上
【記載の明確化】
タンクローリー(3・4号機共用)
容量(単位:リットル):
5,526.28以上(注1)
3,440、3,660(注2)

(注1:重大事故等時に必要な容量は、
3,440リットル及び3,660リットルのタンクローリーのいずれか2台を組み合わせて、5,526.28リットル以上とする

(注2:各値は1台分の容量の公称値)

※下線部の関連する添付資料及び添付図面についても同様に修正。