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2015年11月6日

高浜発電所3、4号機の高経年化対策に係る保安規定変更認可申請の補正書の再提出について

 当社は、本日、高浜発電所3、4号機の高経年化対策に係る保安規定変更認可申請の補正書を原子力規制委員会に再提出しました。

 当社は、平成26年に高浜発電所3、4号機について、原子炉等規制法に基づき、高経年化技術評価※1を実施するとともに、長期保守管理方針を策定し、その内容を反映した保安規定変更認可を、原子力規制委員会に申請※2しました。

 また、平成27年8月4日に新規制基準を反映した高浜発電所3号機の工事計画認可、9月29日に高浜発電所4号機の工事計画認可補正申請で追加したポンプ、ケーブル、配管等の機器について行った健全性の追加評価に基づき策定した長期保守管理方針を保安規定に反映し、平成27年10月2日、原子力規制委員会へ保安規定変更認可申請の補正書を提出しました。

 その後、原子力規制委員会の審査結果を踏まえ、高経年化技術評価書の記載内容の充実等を行い、本日、原子力規制委員会に高浜発電所3、4号機の高経年化対策に係る保安規定変更認可申請の補正書を再提出しましたので、お知らせします。

  • ※1 原子炉等規制法に基づき、原子力発電所の運転を開始した日以降、30年を経過するにあたり、経年劣化に関する技術的な評価を行い、その結果に基づき、今後10年間に実施すべき長期保守管理方針を保安規定に定めるもの。
  • ※2 高浜発電所3号機は平成26年1月15日、高浜発電所4号機は平成26年6月3日にそれぞれ申請。
<高経年化技術評価書の記載内容の充実等の例>
  変更前(平成27年10月2日提出) 変更後(平成27年11月6日提出)
配管の
評価書
1次冷却材管として使用されているステンレス鋼鋳鋼の部位で、フェライト量が多いクロスオーバレグ直管を、応力が大きい蓄圧タンク注入ライン管台を評価部位として選定した。
【記載内容の充実】
1次冷却材管として使用されているステンレス鋼鋳鋼の部位で、フェライト量が多いクロスオーバレグ直管を、応力が大きい蓄圧タンク注入ライン管台を評価部位として選定した。さらに、フェライト量と応力の組み合わせを考慮し、ホットレグ直管を評価部位として選定した。
基礎ボルトの
評価書
炭素鋼またはステンレス鋼製のアンカボルトを樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)で固定しているもので、主として小口径の配管や盤等の機器の支持に用いている。
【記載内容の適正化】
炭素鋼またはステンレス鋼製のアンカボルトを樹脂(不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ビニルウレタン樹脂、エポキシ樹脂)で固定しているもので、主として小口径の配管や盤等の機器の支持に用いている。

以 上