原子力発電について
原子力発電の概要

運転を終えた原子力発電所は、廃止措置計画の認可をもって、「廃止措置」が実施されます。
「廃止措置」とは、運転を終えた原子力発電所を解体・撤去し、廃棄物の処理処分と、跡地を有効利用するための作業を行うことです。

廃止措置のイメージ

日本では、「洗う」「待つ」「解体する」の3つのプロセスから成る「安全貯蔵―解体撤去」方式を標準的な工法として採用しています。

原子力発電所の廃止措置の標準工程

世界では、160基を越える原子力発電所で廃止措置が進められており、既に17基は、廃止措置が完了しています。(2017年8月時点)

世界の廃止措置状況
出典:エルメッセージ

日本における廃止措置の状況
出典:電気事業連合会

日本では、当社の美浜発電所1,2号機をはじめ、15基の原子力プラントが運転を停止し、廃止措置が進められています。
また、1996年3月には、旧日本原子力研究所の動力試験炉(JPDR)の解体撤去が完了しています。

110万kW級(PWR)の場合、発生する廃棄物の総量は約49.5万トンで、その内、約96%(47.7万トン)が一般の産業廃棄物と同様に扱うことができます。また、約3%(1.2万トン)は、放射能レベルがとても低く、放射性廃棄物として扱う必要のない、クリアランス対象物といわれるもので、これらは鉄筋などにリサイクルすることができます。残りの約1%(0.6万トン)が放射性廃棄物となります。

廃止措置に伴って発生する廃棄物の量と種類

廃棄物は、放射能のレベルに応じて区分し、それぞれ適切に処理・処分します。

廃止措置に伴って発生する廃棄物の処理・処分
エネルギー