2008年入社/電気工学専攻
2012年入社/環境エネルギー工学専攻
2017年入社/情報科学専攻
2021年入社/物質科学専攻
私は大学院で情報科学を学びましたが、エンジニアになるより「ITを使って社会を効率化したい、新しい価値を生み出したい」という思いが強くありました。関西電力は会社の規模も大きく、人々の生活に密着した事業のため、効率化したときの効果もすごく大きいんじゃないかと思って。また仕事に対して使命感や誇りを持っている社員が多いことも魅力に感じました。
最終的な決め手は「人」だったと言う方が多いですよね。私の場合、中3~高1の頃には「関西電力に入る!」と決めていました。きっかけは関西電力のCMを見たことで、それを言うとよく驚かれます(笑)。小さい頃から「人の役に立つ仕事に就きたい」と漠然と考えていて、生活に必要不可欠な電気を供給している会社なら間違いないだろうと。だから、大学や研究室の専攻も、当社に入りやすいところを選んだくらいです。
すごい情熱!よく就職活動までよそ見せずにきましたね。
生まれ育った関西で働きたいという思いもありましたし、就活中に改めて考えてもやっぱりトータルにいい会社だと感じたので、ブレることはなかったですね。
私も「関西に貢献したい」「生活の基盤を支えて人の役に立ちたい」という志望理由は天野さんと同じです。そのなかでも再生可能エネルギーに興味があり、再エネ分野の取り組みが進んでいる関西電力を選びました。学生時代、次世代エネルギーとして期待される水素に関する研究をしていたので、再エネは大きなキーワードの一つでした。また「どんな人と一緒に働きたいか」を軸に、インターンシップや選考段階で風通しのいい社風を感じたのも決め手の一つです。
私は環境エネルギー工学科出身で、環境汚染物質が大気中でどのように減少していくかをプログラムでシミュレーションするような研究を行っていました。そこから漠然と環境問題やエネルギー問題を意識するようになり、関西電力に注目するように。また仕事内容としては新しい技術を生み出すことより、世の中に普及させていく活動のほうが大事だと考え、エネルギーコンサルティングの仕事に興味を持ちました。もちろん最終的な決め手は、社員の方と話していて波長が合う、空気感がいいといった「社風」や「人」の部分なので、皆さんと同じですね。
そうそう。仕事目線で選ぶと、最終的には数社に絞られてくる。そこから1社選ぶのは自分が馴染めるかどうか、雰囲気が合っているかが大きいですね。
私が担当しているのは、10年後のIT部門の将来ビジョンを描くこと。例えば現在、ChatGPTのようなAI技術が出てきていますが、今後さらに業務の方法や人の役割が大きく変わるのではないかと予測されています。そこで関西電力としてはどうしていくのか。AIなどの新技術を活用した場合の働き方や業務プロセスの変化を予測し、将来ビジョンを描いて、課題を提示できるように取り組んでいるところです。
すごい!当社にそんな部門があったことすら驚きです。
まだまだ未知の世界なので、現段階では、上司と空想をしながら探り探り進めている感じですが(笑)。今後ITはますます欠かせない分野になっていきますし、影響範囲が大きなことはやりがいにもつながっています。
私は関西電力送配電株式会社に所属し、関西エリアの需給調整に関する契約や精算業務を行っています。電気は皆さんもご存知の通り、貯めておくことができないので、消費する電気と発電する電気の量をリアルタイムで合致させる必要があります。その合致させる責務は送配電会社が担っているのですが、電源は持っていないため、関西電力など電源所有者との契約がいるというわけです。また契約業務の他に、料金の支払い、調達に関するルール・制度の検討も行っています。
電気を調達する仕組みが、昔よりどんどん複雑になっていますよね。
そうなんです。2021年には需給調整市場が開設されるなど、国の制度やガイドラインも変わっています。新しいことを学びながら運用していかないといけないので、それこそITやAIを活用してわからないことがあればすぐに答えてくれるようなシステムがほしいです(笑)。
私は木曽川の水系運用に携わり、木曽川最上流にある三浦ダムから、毎日どれくらいの水を流すのか?という週間計画を策定しています。三浦ダムから放流した水が順に下流へ流れるプロセスで電気に変わります。ただ電気は貯めておけないため、その時々に必要な分の水を流さないといけません。いつ雨が降るか天気予報を調べたり、電気が多く使われる夏や冬にダムの水を貯めておいたりと、短期~長期の視点を心がけています。
なるほど。当社には資格一覧に気象予報士があるのですが、なぜ必要なのかが理解できました。
私は技術営業の立場から、法人顧客に向けた様々なソリューションサービスの提案を行っています。例えば「省エネ」のニーズは以前から高かったですが、現在はそれに加えて「脱炭素」に取り組みたいお客様が増えているので、当社が持つスキル・ノウハウ・コネクションを最大限に駆使した営業活動を展開しています。太陽光・蓄電池・空調の電気を制御するサービスやAIでお客様のデータを分析するサービスを提案したり、作業服を着てヘルメットかぶって工場設備の運用状況を確認することもあったりと、幅広く動いていますね。常に新しいサービスが開発されるので、アンテナを張って情報収集することが大切です。
同じ社内でもほんとにそれぞれ異なる仕事をしていて面白いですね。すごく勉強にもなります。
理系出身の強みを感じるのは、専門知識を活かせる場面があることでしょうか。私は学生時代に培ったITの幅広い基礎知識を活用できているなと感じます。また理系は情報収集から分析をして、わかりやすく資料にまとめ、学会で発表するという機会も多く、仕事の流れと通じるところが多いですね。関西電力では次々とDXの取り組みを進めていますが、まだまだ改善できるフィールドがあるので、今後もITの専門家として新しいアイデアや技術の導入、IT人財の育成にチャレンジしていきたいと考えています。
現在の職場は文系・理系どちらも半々いるので、大学で学んだ電気工学が直接活かされているかというと、そうでもありません。ただ、以前いた職場では、物理や電気の基礎知識があるということで安定度計算や地域間連系線の運用容量の算定など、自分自身が興味のある業務に携わることができました。また「電気主任技術者」の資格を取得し、職場で開催される「電験資格取得講座」で教壇に立ったこともあります。今の部署でも、契約をするためには発電の運用を理解していなければ難しいですし、技術者へ伝える際に理系の基礎知識があるかどうかでコミュニケーションの取り方も違ってくるような気がします。
学生時代の知識が活かせるのはうれしいですよね。
そうですね。入社してからの方が勉強しているかもしれません(笑)。
私は営業部門のなかでも、お客様のニーズに合ったサービスをいかに実現するかを考える技術担当。営業担当者と同行して、技術的な部分で話が通じると成約までぐんとスムーズに進むケースがあります。省エネコンサル、エネルギーマネジメントといった技術的な知識を持ってお客様の課題を解決することで信頼を得られ、喜んでいただけるのは大きなやりがいです。
私は特に理系社員、女性社員ならではのやりがいという点で意識したことは少ないかもしれません。それだけ周りにも技術者が多く、性別によって何か変わることがないからだと思いますね。仕事内容でいうと、自分が策定した計画に基づいて発電された電気が社会に届けられていることに、すごくやりがいを感じています。木曽川水系では年間40億kWh程度の発電を行っていて、一般家庭120万世帯分の電力使用料に相当する規模。日常生活に必要不可欠なものを生み出し、社会を支えているという感覚は当社社員の醍醐味だと思います。
働く環境は年々バージョンアップされ、柔軟な働き方ができるようになっていますね。私はコアタイムのないスーパーフレックスを活用して、仕事の進捗を管理しつつ、早く帰れる時はしっかりプライベートの時間を楽しんでいます。また2023年7月に3度目の産休・育休から復職したのですが、その時には時短フレックスが取れるようになっていたので、すごくありがたかったです。
時短フレックスは神制度ですよね(笑)。私も1歳半の子どもがいるので現在は時短勤務ですが、保育園から呼び出しがかかってもフレックスを利用すれば、有休を消化しなくても子どもを迎えに行って病院に連れて行くことができます。またテレワークもコロナ禍以降、みんな当たり前にするようになりました。私はオフィスワークが中心なので、テレワークをフル活用しています。
テレワークの頻度は業務内容によって変わりますね。私はお客様先へ出かけることも多いので、やっぱり出社するほうが多いです。
私はコロナ禍中に産休・育休から復職した際、テレワークもIT環境もしっかり整っていることにビックリしました。稟議書も以前は出社して上司に印鑑をもらわないといけなかったのに、電子稟議システムになったおかげで今はどこでも仕事ができます。
電子稟議システムは、コロナ禍前から準備していたものと聞いています。コロナ禍のタイミングで一気に普及できたのは良かったですね。
未来をちゃんと予測していたんですね。さすが変化に強い会社!
私はまだ独身ですが、皆さんのお話を聞いていると、ライフスタイルが変わっても自分のやりたいことと常に向き合いながら叶えていける環境だと安心します。いずれ自分が育児を経験するようになっても様々な制度をうまく活用して働き続けたいですね。
復職後は基本的にもといた部署に戻ることができますし、時短勤務でも仕事を制限されたりキャリアを閉ざされたりすることなく、役職に上がっている方も多数います。その分、いかに効率的に働いて成果を出すかというところは意識しますけどね。
産休・育休が最大3年まで取れて、当たり前に復帰できるのも珍しいようですね。もちろん男性の育休取得の事例もあります。友人たちと話していても、関西電力の働きやすさはピカイチだと思います。