2021年入社 通信情報システム専攻
2021年入社 システム理工学専攻
2021年入社 ドイツ語専攻
2022年入社 応用化学専攻
学生の時、身近で自然災害によってインフラが機能せず、一時的に普段の生活が送れなくなってしまった人がいました。そこで「電気があることは当たり前じゃないんだ」と気づき、インフラ業界を意識するようになったんです。その後、勉強していくうちに、化石燃料の乏しい日本では原子力発電が貴重な発電方法だという理解が深まり、「原子力発電から電気の安定供給に貢献できる地元企業で働きたい」と、関西電力を目指しました。
すごくしっかりした理由ですね。私の場合はもっとフワッとした志望動機ですが(笑)、まず学生時代に学んだ電気工学や情報工学の知識を活かしたいという気持ちがありました。そのなかでインフラ企業は私たちの生活や経済を支える根幹であり、非常にやりがいのある仕事だと考えたのがきっかけです。また選考を通じて、社員さんの温かな人柄に惹かれたのも大きいです。
たしかにインターンシップに参加した際も、「人」と「人」のつながりが良い会社だと感じました。協力体制がすごいですよね。
電力事業って多くの人の協力なしには成し得ないものなので、チームワークを大切にする人たちが集まっているのかなと思いますね。
私は選考段階で複数の社員さんとお話し、「社会のニーズの変化に敏感かつ柔軟に対応できる組織力が備わっている」と感じたのが決め手になりました。例えば、社内ベンチャーの創設やゼロカーボン化へいち早く取り組むなど、インフラ企業でありながらチャレンジングな社風です。実際に入って感じたのは、「国や社会のために」という責任感の強い社員が多いこと。こうした1人1人の責任感の強さが、時代の変化に応じて柔軟にチャレンジできる組織力に繋がっているのかな、と感じました。
私も最終的に当社を選んだのは「人」の魅力ですね。学生時代から、「やるからには社会に与える影響の大きい、責任感のある仕事がしたい」と考え、インフラ企業を中心に調べていました。そのなかでも関西電力は選考フローの中で、一人ひとりの学生をしっかり見てくれる印象があったんです。また選考段階でお会いした社員の皆さんが芯をしっかり持っておられて、自分もそんな社会人になりたいと思ったのも理由のひとつです。人事の方が親身に接してくださる企業は多いですが、関西電力は人事担当者も社員の皆さんも同じ温かい空気感を持っておられたことに心動かされました。
現在、私が主に担当しているのは、変電所に関わる機器の技術検討。変電所の機器はおよそ4,50年に一度更新するのですが、その際、新しく納入する機器に必要な仕様やルールを策定し、様々なメーカーさんと共同で新しい機能や性質を持った機器について研究しながら、導入を検討していきます。最近では、環境に配慮しつつ効率的な機器を選ぶことがテーマになっています。入社前は電力会社ってもっと保守的だと思っていましたが、新しいモノ・コトを取り入れることにとても柔軟な姿勢で驚きました。
なるほど。私の所属している保修課では設備の機能維持管理を行っていますが、ここでも新しい取組みに挑戦していますよ。普段の仕事内容としては、ポンプ関連設備の検査や、設備の点検、工事計画の策定、現場での工事立ち合い、不具合が生じた場合の原因究明や改善策の検討、保守管理の見直しなど。それに加えて最近は、発電所で水を確保するため、海水を淡水に変える海水ろ過装置を更新中です。また今までタンク内の点検作業は人が行っていましたが、ドローンを使ってみたらどうかとチャレンジしています。
それは面白い試みですね。私は燃料部門に新設された脱炭素グループで、火力発電の脱炭素化手段のひとつであるCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)に関して、政府や関係機関との対話を担当しています。CCSとは、排出したCO2を集めて地下に埋め、大気中のCO2排出量を削減する技術や取組みのこと。当社はゼロカーボンのリーディングカンパニーを掲げていますが、非資源国である日本が脱炭素を実現するには単一企業が頑張るだけでは難しいので、国を挙げた動きへ広げようと奮闘しています。
皆さん入社3年目にしてすごく責任のある仕事を任されていますね。私は広報部門に所属して「関西電力のブランドイメージ向上」を目的に、様々な情報発信を行っています。仕事内容は大きく分けて2つあり、1つめはSNSの運用・管理。Facebook、X、Instagramを中心に、各SNS媒体の特徴やターゲット層に応じた投稿をあげています。2つめは、当社の情報メディア「WITH YOU」の記事企画・作成。関西のおすすめスポット紹介など、まずはお役立ちメディアとして確立させた上で、関西電力の取組みを若い方たちへ知ってもらいたいと考えています。また、広報活動とは別に、採用の業務にも携わっています。社内公募で本業と異なる仕事ができる「デュアルワーク」に手を挙げ、インターンシップに参加したり、より良い採用活動に向けた施策を検討したりしています。
これまでどうやって仕事を学んできたかというと、まず入社後は約2ヶ月の研修を通じて、会社のことや原子力発電に関する基礎知識を学びました。その後は発電所に配属となり、6ヶ月ほど発電実習。先輩からマンツーマンで指導を受けながら、OJTで覚えていく流れです。先輩は「わからないことがあったら何でも聞いてね」というスタンスだったので、声をかけやすくて助かりました。
私も1年目の頃、先輩から「わからないで失敗するより、全部聞いてくれたらいいよ」と言われたことが印象に残っています。発電所や変電所で失敗をすると大きな危険につながる恐れがあるため、危険を回避するためでもあるんですよね。最初に配属された現場では、右も左もわからない私にベテラン社員や作業長などの先輩が丁寧に教えてくださり、とても勉強になりました。また実務以外でも、1年目から電気主任技術者の資格取得に向けた勉強を進めてきました。難易度別に3種、2種、1種があり、私は先日2種の試験を受けたところです。
私の場合はとにかく「まずはチャレンジしてみよう」の精神で、失敗して学ぶことが多かったです。例えば新しいアイデアが浮かんだら、すぐに上司に投げかけてみる。上司も「アイデアがあったらどんどん提案してほしい」と言ってくださり、未熟な意見にも評価やアドバイスをいただき、ブラッシュアップしていくことができました。また、広報の仕事の場合、上司のチェックが完了すると情報は社会に発信されます。したがって、伝えたい要点がまとまった内容になっているかどうかや、お客さまからわかりやすい表現になっているかなど、世の中に発信する内容としてふさわしいかどうかを常に注意する必要があります。これらの観点を常に意識できるようになるために、経験を積むことが最も有効だと感じたため、まずは自分で文章を作成し上司や先輩に確認してもらうという形で、試行錯誤を繰り返しました。今は関西電力を代表して情報発信しているという立場から、読んだ人がどう思われるかまで考えて情報発信ができるようになりました。
若手のうちは、失敗はつきものですよね。そこからどうリカバリーし、経験を次に活かせるかが大事だと思います。
皆さん上司や先輩のお話をされていますが、私も新入社員の頃、イチから根気強く仕事の基礎を教えてくださった上司のおかげで今があると感じています。少人数のチームで短期的に仕事を回さないといけない多忙な中でも真剣に向き合ってくださり、「私も早くチームの戦力になって恩返ししたい…!」と思うようになりました。そこで当時は1週間に一度、復習を行うようにしており、振り返るとその積み重ねで少しずつできることが増えていったのかなと思います。仕事に没頭できる環境を作ってもらえていたことも大きかったですね。
今後、送配電事業では、環境に配慮し、国際標準にも対応したスマートで新しい変電所をつくろうというビジョンがあります。私もこうした新しい変電所を展開していけるよう、AI・センサなどを用いた保守の高度化を検討し、優れた送配電網を維持していく力になりたいと考えています。少子高齢化が進み、労働力が減少するなかでも設備を適切に保守できるよう、ロボットの導入なども検討しているところです。
私は選考段階で複数の社員さんとお話し、「社会のニーズの変化に敏感かつ柔軟に対応できる組織力が備わっている」と感じたのが決め手になりました。例えば、社内ベンチャーの創設やゼロカーボン化へいち早く取り組むなど、大企業でありながらチャレンジングな社風です。一方で実際に入って感じたのは、「国や社会のためになることをしよう」という責任感の強い社員が多いこと。私はもともと、「エネルギーの安定供給を担う会社で、世界を相手にスケールの大きな仕事ができる」という点に魅力を感じて当社を志望しましたが、事業内容の幅広さも、ここで働く人たちの想いも想像以上でした。
そうなんです。ですから当社がこれまで積み重ねてきた知見に加えて、さらなる設備更新や保守の効率化、高度化が必要になってくると思います。
私も清水さんと同じ方向性で、DXなどのデジタル技術を活用した運用の高度化に挑戦していきたいと思っています。デジタル化によってヒューマンエラーの抑止、データ分析によるトラブルの未然防止はもちろん、危険な現場作業をロボットが行うことで安全性を高めたり、人手不足に対応できたり、様々なメリットが生まれると考えています。原子力発電に最先端技術を取り入れ、より安全・安定した運転に貢献していきたいですね。
私の長期的な目標は、非資源国の日本でも持続可能なかたちで脱炭素社会を実現すること。まずは日本の脱炭素化を主導して、将来的には同じく非資源国の支援にも展開していくなど、エネルギー分野から国際社会のなかで日本のプレゼンス(存在感)を高める挑戦ができたらと考えています。エネルギー産業は国力を左右する影響力があるものなので、そのような責任ある立場だということを認識しながら、これからも脱炭素化への挑戦を続けていきたいです。
未来がますます楽しみになる目標ですね。私は入社した当初から、「関西電力のブランドイメージ浸透・向上に貢献したい」と考えていました。その想いは今も変わりませんが、実現するためには当社をいろんな角度から見て知る必要があるなと実感しています。ですから今後は広報部門以外の仕事にもチャレンジし、新たな視点を培ってから、また広報部門でその幅広い経験を活かすことが目標です。今日のお話を聞いて、皆さんが取り組んでおられる新しい挑戦も発信していけたら面白そうだと感じました。