一意専心 関西電力の安全DNA

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安全を守る。それは現場で働く仲間のため、その家族のため。 土木建築エンジニアリングセンター 永井

安全文化。それは関西電力において、一人ひとりが常に安全を心がけることによって、先輩から後輩へと、脈々と受け継がれてきた精神であり風土です。これまでも、そしてこれからも形成され続ける安全文化―。この安全文化を守り続ける関電マンの「安全への想い」に迫ります。

永井は、約2万2千人の当社従業員のうち1%ほどしかいない建築を専門とする「建築技術者」である。建築技術者の業務は、水力・火力・原子力発電所、変電所、営業所はもちろんのこと、寮や社宅に至るまで関西電力のすべての建物に関する調査、計画、設計、工事管理、そして維持保全までを守備範囲とする。そのため、業務を進めるにあたっては、社内のあらゆる部門をはじめ、受注者である協力会社や官庁関係等多くの社外関係者との調整が必要になる。永井は、様々な部門を経験してきた建築技術者のプロフェッショナル。今回は、どんな職場でも変わらぬ使命を抱きながら、ひたむきに安全を追求してきた永井の想いに迫ります。

チームで2,000を超える建物や設備を担当

土木建築エンジニアリングセンターの永井は、変電所、開閉所、無線中継所、電力所等、変電関係の建物など延べ2,288棟の内大阪北エリアおよび奈良エリアの改良、修繕、保守を主に担当している。

「私のチームは私を含め5人で構成されており、700を超える変電関係の建物などを担当しているため、担当者はそれぞれ、多い時には年間20件ほどの工事を担当することもあります。変電設備という重要設備を扱っているので、ミスをしてしまうと供給支障を起こす可能性があるため、安全を最重要課題として業務に取り組んでいます。
また、改良や修繕の業務一つをとっても、新しく造る場合と同様に計画から設計、工事管理等、様々な手続きを踏む必要がありますが、自分が担当した設備が半世紀以上稼動し続けることを思うと、「常に完璧な仕事をせねば」と気が引き締まります。」

仲間であるという思いを伝える

工事を安全かつ確実に行うためには、工事を受注する協力会社との密な連携が必須。多くの、しかも様々な分野の関係者が携わるからこそ、同水準での安全意識の徹底と浸透が必要となる。

「工事に携わる人は、当社の社員や協力会社に関わらずすべて仲間です。仲間同士のコミュニケーションを充実させるため、現場に私たちの顔写真入のメッセージを掲示するなど、少しでも距離が近づくような工夫を行っています。
ただし、仕事、特に安全にかけては、仲間との本気のやり取りも厭いません。ある工事において、安全に対する意識がしっかりしている作業員のいる現場でしたが、現場を見たときに私がちょっとした点に気が付き、意見提起した時に、相手との若干の意見の食い違いが起きました。どうすべきか二人で相談し、激しく議論を行いました。時間はかかりましたが、最終的には、お互いが納得した着地点を見つけることができました。その後、その作業員とは何でも気さくに話が出来るようになり、安全にかつスムーズに業務を進めることが出来ました。」

何事もまず基本に忠実であれ

永井がチームの副長として、部下を指導するうえで、大切にしている安全に関するポリシー。

「それは、基本に立ち返り、その一つひとつの手順の意味や理由について正しい知識を持ち、手間と感じないようになることが大切だと思います。」

現場の関係者が一丸となって安全な現場を築く

永井の「安全行動宣言」には「そこにある危険! 皆で築こう 安全な現場」と記されています。

「建築の現場は、常に危険が伴います。安全な状態とは関係者全員が常に注意し、安全に配慮し続けることにより保たれるものです。災害が起きたときに一番大変なのはその本人と家族であり、その人たちも含め幸せになるためには、現場の関係者が一丸となって安全な現場を築くことが大切だと思います。」

安全を追い求める永井のあくなき挑戦はこれからも続きます。

永井のコンダクトカード

永井のコンダクトカード

関西電力の全従業員は常に「コンダクトカード」という安全行動宣言とCSR行動宣言を記したカードを持ち歩いています。これは各個人が年に一度安全に対する目標をたてるもので、永井は「そこにある危険! 皆で築こう 安全な現場」という目標を立てています。

2016年8月26日掲載

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