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水素事業を推進する中で
積極的に提案できるチャンスがある

PROFILE

NAME

G.Kojo

2022年度 入社

DEPARTMENT

水素事業戦略室
技術開発グループ

キャリアの歩み

産業ガス事業全般を扱う外資系企業で、新卒から3年間勤務。プラント設計などのエンジニアリングを専門に扱う関連会社に配属され、主に深冷空気分離装置に関する業務を行ってきました。国外で建設したプラントの試運転業務では、時には英語が通じない現地業者とも協力しながら業務遂行。また、知的財産に関する業務ではフランスの知的財産担当者と対応を協議するなど、グローバルに活動していました。現職では2021年5月に発足した水素事業戦略室の技術開発グループ・国内製造チームに所属し、黎明期にある水素に対して「国内製造」に焦点を当てたプロジェクトを進めています。2022年度には2件のプロジェクトがNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)事業に採択され、私は「兵庫県淡路地域における系統蓄電池と組合せた水素製造および水素利活用に関する調査」を任されています。

当社の志望理由と入社時の想い

良くも悪くも「昔からある日本企業の典型」で、お堅い体質が残っている会社という印象が関西電力に対してあり、また転職活動をするまで水素事業に取り組んでいることすら認識していなかったのが正直なところです。その後も面接に臨むまで「本当に関西電力で水素事業に携わることができるのか」と半信半疑でした。しかし、いざ面接が始まると懸念はすぐに払しょくされました。今後どうなるかわからない状況においても関西電力が水素を脱炭素への重要な要素の1つとして考え、真剣に取り組まれていると感じられたのを今でも覚えています。人事との面接の中で、中途入社した後のキャリアについても考えてもらえる風土であると感じられたことも、入社を決めたポイントの1つです。

現在の仕事内容
NEDO事業に採択された「兵庫県淡路地域における系統蓄電池と組合せた水素製造および水素利活用に関する調査(以下、淡路FS)」を担当しています。水素が普及する上での課題の1つに「水素製造コストの高さ」が挙げられます。この課題に対して淡路FSでは、「系統の安定化を目的に設置された蓄電池(系統蓄電池)の余力を生かして水素製造を行う」ことの事業性について調査をしています。このプロジェクトには関西電力以外にも多くの事業者、自治体の参画・協力をいただいています。関西電力単独で水素社会の実現が可能なわけではないので、他事業者や自治体との連携を密に取ることを心掛けています。
前職の経験を活かせていること
様々な立場の方の想いを反映して解決策を考えるという点では、前職での経験が生きていると思います。前職では私たちエンジニアリング部隊がプロセスの最適化を目指して新しいプラント操作手順を提案しても、プラントを運営している現場から「今の手順と違いすぎる」という理由で修正を要求されたことがありました。当時は現場を説得することに頭を悩ませたのですが、それがキッカケで「異なる立場の人とどのように折り合うか」を考えるようになりました。現職の国内製造チームでは、水素を「製造する」だけでなく「使ってもらうこと」までを考える必要があります。担当している淡路FSでも水素を使う可能性がありそうな事業者さまへのヒアリングが欠かせません。水素を製造する立場・使う立場の双方にとっての最適解を見つけられるよう、検討を進めています。

務でチャレンジしていること

様々な知識を習得しつつ、自ら新規プロジェクトを組成することに挑戦しています。今のチームでは、事業性評価などのプロジェクトを新たに立ち上げる際に自分の興味や考えを反映するチャンスがあります。担当している淡路FSでも調査の展開やヒアリングする事業者の選定においては、自分なりの考えを持って積極的に提案するようにしてきました。新規プロジェクトの提案も最初は的外れな内容になることが多く「なかなかうまくいかないな」と思うこともありましたが、事例の調査や関西電力の水素事業に対する関わり方の理解を深めるにつれ、同僚や上司からも納得してもらえる提案ができるようになってきました。また、そもそも事業を立ち上げるために必要な思考を習得するべく、営業部門が開催しているセミナーに参加するなどしています。

職場の雰囲気・ワークスタイル
事務作業や実務を含めて、分からないことや課題はチームで解決していく雰囲気を感じています。前職では同じチーム内でも、お互いがどのような業務をしているのか把握していませんでした。今のチームでは各々の担当プロジェクトにおける疑問や課題が積極的にチーム内で共有されており、そのおかげでチーム全体の状況がある程度把握できるようになっています。「この事例はそちらのプロジェクトで使えるのではないか」といったやり取りがチーム内で行われるなど、好循環が生み出されているのを感じます。テレワークやスーパーフレックスなど働き方の制度も入社前には想定していなかったほど積極的に活用できており、充実した環境で働けています。

MESSAGE

転職希望者へのメッセージ

仕事の内容ももちろんですが、職場の雰囲気や働き方なども気になる点かと思います。特に働き方については、私は関西電力に転職して良い意味で裏切られました。外部からの人財を積極的に受け入れ始めたこともあり、転職者にも優しい会社になっていると感じますので、面接を受けられた際は気になることを聞いてみてください。

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