キャリアの歩み
前職は大手SIerで、主にシステム保守運用業務に従事していました。そこでは、学生時代に専攻したデータ分析を業務で行いたいという想いで、社内公募に手を挙げ異動。画像系のディープラーニング案件でリーダーを務め、5~6名のチームで1年半ほどかけて分析内容の設計やデータの収集、分析までを一貫して対応しました。その経験を活かし、関西電力に転職後はすぐK4 Digitalに配属。現在はデータサイエンティストとしてPythonを用いたコーディング、チームマネジメントに従事しています。当初所属していたソリューションユニットの発電チームでは、関西電力の発電設備の異常検知・資源価格予測等の案件を担い、営業チームに異動した現在は、営業活動の一助となるデータの可視化・示唆出しを担当しています。
当社の志望理由と入社時の想い
関西電力に対する第一印象は「昔ながらの日本企業」。ただ、情報を集める中でデジタルトランスフォーメーション(DX)へ700億円の投資を計画していることや、コンサル会社とのジョイントベンチャーでK4 Digitalを設立したことなどを知り、DX推進への本気度が伺えたことで印象が変わりました。決め手となったのは、画像やテーブルデータも含めた多種多様なデータを自社で大量に保有していることと、一般的な企業よりも案件の数・質が安定していることで多くの経験を積めると考えたためです。地元の関西で働くことができ、大手企業の安定感と福利厚生が充実していることも後押しとなりました。転職してから現在に至るまで、「関西電力のDXを推進させる技術者のコア人財(データサイエンティスト)になる」という入社時の強い意志は変わらず、日々業務に従事しています。
- 現在の仕事内容
- ソリューションユニットにてデータサイエンティストとして関西電力のDX推進に貢献しています。業務課題を分析課題に落とし込み、対応方針を検討。前処理~機械学習のモデル構築、評価、資料作成と顧客への説明が主な業務内容です。関西電力のDXを推進するには、顧客が本当にやりたいことや目標のすり合わせは特に重要であるため、慎重に行います。また定例会議での分析状況報告では、常に次の一手を考えて報告することで、顧客に安心感を持っていただくようにすることはこだわっている部分です。PoC(概念実証)の期間は1案件あたり3か月程度と短いですが、可能な範囲で実際の運用まで考慮した設計にし、DXを次の段階に進めていけるよう支援しています。

- 前職の経験を活かせていること
- 前職で経験したデータ分析のチームマネジメントスキル、学生時代に学んだデータ分析のスキルは今でも直接業務に活かされています。また、前職で上司・先輩にご指導いただいた「あるべき姿を定義し、現状とのギャップから問題を発見、課題として整理して優先順位を付けて対応する」といった一連の行動、「PDCAサイクルを回し続ける」という考え方も共通している部分です。顧客の期待値コントロールといった細かいことも含めて、前職で学んだことは数多く活かされていると実感しています。

業務でチャレンジしていること
チームマネジメントが主業務だった前職に比べ、現職はコーディングも実施するということが私にとって挑戦でした。統計や機械学習の知識はあったものの、コーディングは実務経験が浅かったため、上司とも相談して業務を調整。現在は問題なくコーディングできるようになりました。将来的には関西電力のDXを推進させる技術者のコア人材となり、データ分析を関西電力の事業として浸透・スケールさせていくことが目標です。今後は改めてマネジメントの比重を高めながら業務にあたり、関西電力のデータサイエンティストのロールモデルになりたいと考えています。
- 職場の雰囲気・ワークスタイル
- K4Digital では、フルリモートかつフレックスで理想的な働き方が出来ています。フルリモートは人間関係の構築に不安を感じる方もいるかと思いますが、基本的に案件は2~3人のチームでこなすため、コミュニケーションは自然と密になりますし、社内チャットを用いてチーム内外問わず気兼ねなくやり取りができるため、業務の不明点も解消しやすい環境です。また、上司も含めて若い方が多いため、意見も言いやすくフランクに話せる雰囲気も働きやすいなと感じます。穏やかな気質の方が多いですが、新しいことに積極的にチャレンジする風土もあり、大手とベンチャーの良さを兼ね揃えた会社という印象です。また、業務によってユニットが分かれている組織なので、データ分析業務に専念することができているのも良いなと思います。
