地域・社会貢献活動

　シングルスカルに出場した高田選手の予選は、スタートから果敢に攻めることで他艇からリードを奪い、相手を見ながらの展開となりましたが、中盤の緩みからリードを失い、そのまま相手に交わされ３位でゴール。タイムで順位決定Bへまわることになりました。順位決定では予選の課題を改善することにより我慢強いレースをし、２位でゴール。総合８位となりました。
　同種目に出場した武田選手は、予選で力を温存した形で決勝に進出しました。決勝はスタートから熾烈な１位争いが続きましたが、武田選手のパワーと粘り強さが際立ち、最後の最後まで誰が勝つか分からない手に汗にぎるレースとなりました。ゴールは武田選手と相手選手１名がほぼ同時に通過する形となり、コンマ秒差で敗れることとなりましたが、大健闘の２位でした。
　舵手無ペアに出場したBクルー（濱上選手、田中選手）は、予選では漕ぎの長さとキャッチからの力強い反応を意識しましたが、スピードに乗りきれず４位となり順位決定へまわりました。順位決定では、予選でできなかったことをしっかり修正し、長い漕ぎを最後まで継続させ１位でゴールし、総合７位となりました。
　また同種目のAクルー（長田選手、荒木選手）は、予選から応援している側が安心して観戦出来るレース展開で余裕を持って１位でゴールし決勝へ進出しました。決勝に進出したAクルーはスタートで相手に出られたら苦しいレース展開になると二人で認識し合い、なにが起こっても動じない準備をし、出艇しました。レースではスタートでリードを許してしまう展開となりました。中盤は長さと力強さでスピードを出し続けましたが、最後までスタートのリードは詰めれずそのままゴール。惜しくも２位となりました。
　舵手無フォアは前日に出漕したペア２艇の選手でクルーを形成しました。出艇前のミーティングでは、スタートから４人で積極的に前から反応し艇を運ぶことと中盤に垂れることなくさらに加速させる意識をもってやりきることを共有しました。レースでは、スタートでリードする展開となりました。中盤は思うように艇が伸びきらずにいましたが、減速することなく落ち着いた運びを最後までやりきり、そのまま１番でゴールし、見事優勝しました。しかし、結果より内容に課題が残るレースとなりました。
　今大会は、優勝、準優勝と良い結果をおさめることができましたが、これに甘んじることなく各々で課題を克服し次回はさらに良いレースができるよう努力します。応援ありがとうございました。