地域・社会貢献活動

   予選は、当社２クルーとも快調なレースで順調に勝ち進み、最終日の準決勝を迎えました。

   濱上選手の準決勝は、スタートから飛び出した高橋選手（新日鐵住金）に一歩先を越され、２位のままラスト500mを迎えましたが、ラストスパートで高橋選手に競り勝ち１着でゴールし、決勝進出となりました。また、繁田選手の準決勝は、２位の越智選手（筑波大学）とわずか１秒差の僅差の１位で前半1000mを通過しましたが、繁田選手得意の後半の粘り強さで越智選手を大きく突き放し１着でゴール、当社２クルーともが決勝への切符を手にしました。２クルーは高校時代からの先輩・後輩であり、ダブルスカルを組み全国高校総体（インターハイ）で準優勝した経験もあります。繁田選手としては『後輩には負けることの出来ないース』であり、また、濱上選手としても今年から社会人となり、『高校時代からの先輩に絶対勝つ』という意気込みでレースに挑みました。

   決勝は、スタートから繁田選手と濱上選手のトップ争いとなり、1000m地点で既に３位に３秒差をつけていました。お互いに譲らないレース展開を繰り広げていた両選手でしたが、後半に加速したのは繁田選手。「2000mなので後半が勝負だと思い、前半は余裕をもって入った」と、繁田選手得意の後半でのスパートを仕掛ける一方、「準決勝の疲労が抜け切っていないので、逃げ切り先行を狙って前半から持てる全てを出して漕いだ」という濱上選手は、疲労で後半にスピードが伸びず、繁田選手と濱上選手の差は徐々に開き、１着で繁田選手がゴール、２着は濱上選手となりました。

   当社クルーによるワンツーフィニッシュで、本大会男子シングルスカルの優勝、準優勝を見事に飾ることができました。

   岐阜国体終了後から新たに高校生とクルーを組んだため、短期間の練習となり、本番で思うようなスピードが出せないまま予選、準決勝が終わり、不安感が残るなか決勝を迎えました。決勝のレース前に、森山監督から「何が起きても、その時どんな順位であってもやることは同じなので、平常心で漕いでいこう。」とアドバイスをもらい、緊張感がほぐれ、リラックスした状態でレースを迎えることができました。

   決勝のレースは、スタートダッシュをかけ、500m地点ではトップクルーと横並びになりました。しかし、中盤以降で今ひとつスピードに乗り切れない当社クルーは、日本大学Ｃ、日本大学Ｄのクルーに先行され徐々に離されるレース展開となり、残り500mで必死にラストスパートで仕掛けるものの、力及ばず３着となりました。
　十分な準備時間が取れない中で３位入賞することができ、健闘しました。

   本大会にも多くの方に応援にきていただき、ありがとうございました。まだまだ未熟ながらも優勝したクルーを含め、若手選手の成長した姿を見ていただけたと思っています。

   選手一同今後も更に精進し、上を目指し取り組んでいきますので、引き続き応援の程、よろしくお願いします。