プレスリリース
2007
2007年9月14日
関西電力株式会社
原子力発電所の運営状況について
当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
1.運転状況について(平成19年9月13日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2.保全品質情報※について
※: | 保全品質情報 |
(1)法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(2)(1)に至らない軽微な事象 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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3.その他情報
(1)不具合情報
発電所名 | 大飯発電所1,2号機 | 発 生 日 | 9月10日 |
件 名 | 復水処理建屋での協力会社作業員の負傷について (添付図3参照) | ||
事象概要 および 対 策 等 |
9月10日、大飯発電所1,2号機復水処理建屋1階面の機器搬出入口において配管点検の準備作業中、トラックの荷台からスチールバンドで固縛した足場板20枚(約140kg)を、3階面までクレーンで吊り上げる作業を実施していたところ、吊り上げ途中で荷崩れを起こし、足場板がトラック荷台に落下しました。 その際、落下した衝撃で固縛していたスチールバンドが切れ、足場板の一部が跳ね上がり、トラックの荷台にいた作業員の1人に当たり、左足、右肩および腰を負傷しました。 原因は、吊上げ作業の際、玉掛作業員が吊荷の拘束力が弱い「半掛け(吊荷に回して掛ける方法)」により玉掛けを行い、吊上げ途中に吊荷が若干傾いていることに気づいたものの、問題ないと判断し作業を続行したため、足場板が徐々にバランスを崩し落下したものと推定されました。 対策として、吊荷の拘束力が強い「目通し(吊荷を絞り込むように掛ける方法)」等による玉掛けを実施することを社内ルールに明記します。また、今回の事例について協力会社に周知・徹底を行います。 |
発電所名 | 美浜発電所2号機 | 発 生 日 | 第24回定期検査中(9月13日) |
件 名 | 原子炉補助建屋での水漏れについて (添付図4参照) | ||
事象概要 および 対 策 等 |
定期検査中の9月13日、協力会社作業員が原子炉補助建屋EL4.0mフロアの開口部(グレーチング)から水が滴下していることを確認しました。このため、直ちに原子炉補助建屋内で実施していた1次系純水タンクとほう酸タンクの残水を床ドレン系統に排水する作業を中止しました。 また、現場を確認したところ、開口部周囲の側溝内に水が溜まっていたことから、側溝から水があふれ、開口部から滴下したものと推定されました。 漏えい量は、床の水溜りの大きさとサンプタンクの水位変化から約130リットルと評価され、放射能量は約2.8×103Bqと推定されました。 漏えいした水は全て回収しており、外部への漏えいはなく、環境への放射能の影響はありません。 側溝の排水用配管が床ドレン系統に接続されていることから、床ドレン系統配管内を目皿からのぞいたところ、水が溜まっていることが確認されました。このため、床ドレン系統の水の流れが悪いものと考えられ、現在、配管内の調査を実施中です。 |
(2)その他情報(工学的安全施設の予防保全作業)
なし
保全品質情報については、下記の公開サイトにおいても、準備が整い次第掲載していきます。 |
当社ホームページ(http://www.kepco.co.jp/knic/meeting/index.html)“原子力情報センター(保全品質情報)” |
日本原子力技術協会ホームページ(http://www.nucia.jp)“原子力施設情報公開ライブラリー「ニューシア」” |
以 上