当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
| １．運転状況について（平成１９年８月１４日現在） |
| 発電所 |
電気
出力
（kW） |
運転状況 |
備 考 |
美 浜
発電所 |
１号機 |
34.0万 |
第22回 定期検査中
H18年11月1日～9月下旬までの予定 |
|
【新 規】
「放射線管理等報告書」および「放射線業務従事者線量等報告書」の訂正について
詳細は３(１)のとおり |
| ２号機 |
50.0万 |
第24回 定期検査中
H19年7月20日～11月下旬までの予定 |
|
| ３号機 |
82.6万 |
運転中 |
|
高 浜
発電所 |
１号機 |
82.6万 |
運転中 |
|
| ２号機 |
82.6万 |
運転中 |
|
| ３号機 |
87.0万 |
運転中 |
|
| ４号機 |
87.0万 |
運転中 |
|
大 飯
発電所 |
１号機 |
117.5万 |
運転中 |
【新 規】
「Ｂ－非常用ディーゼル発電機シリンダ冷却水の漏えいに伴う待機除外について」
詳細は２(２)のとおり |
| ２号機 |
117.5万 |
運転中 |
|
| ３号機 |
118.0万 |
運転中 |
|
| ４号機 |
118.0万 |
第11回 定期検査中
H19年5月6日～H19年8月中旬までの予定
（調整運転中）
|
|
|
２．保全品質情報※について
| ※： |
保全品質情報
実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則および電気関係報告規則に基づく報告事象や安全協定の異常時報告事象に該当する事象を含め、保安活動向上の観点から、産官学において情報共有することが有益である事象 |
（１）法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象
なし
| （２）（１）に至らない軽微な事象 |
| 発電所名 |
大飯発電所１号機 |
発 生 日 |
８月１０日 |
| 件 名 |
Ｂ－非常用ディーゼル発電機シリンダ冷却水の漏えいに伴う待機除外について(添付図参照) |
事象概要
および
対 策 等 |
定格熱出力一定運転中の８月１０日、２台ある非常用ディーゼル発電機のうちＢ号機の定期負荷試験※1を実施していたところ、シリンダ冷却水フランジ部から水漏れが確認されました。
漏えい箇所を確認した結果、フランジ部のパッキンに損傷が確認され、Ｂ号機の機能に影響があることから、保安規定の運転上の制限※2を満足していないものと判断し、待機除外※3としました。同日、当該部のパッキンを新品に取り替え、翌１１日に再度定期負荷試験を行い健全性を確認し、待機状態に復旧し保安規定の運転上の制限を満足した状態に復帰しました。
漏えい箇所について確認した結果、パッキンに経年変化によるひび割れ等が確認されており、非常用ディーゼル発電機の運転とともにひび割れが進展・破断し、シリンダ冷却水が漏えいしたものと推定されました。
現在、当該パッキンを工場にて詳細調査中です。
なお、本事象による環境への放射能の影響はなく、プラントの運転にも影響はありません。
| |
※1 |
|
定期負荷試験
| |
非常用ディーゼル発電機の機能の健全性を確認するための試験である。（１回／月） |
|
| |
※2 |
|
保安規定の運転上の制限
| |
運転中は、非常用ディーゼル発電機が２台動作可能であることが求められている。 |
|
| |
※3 |
|
待機除外
| |
通常、いつでも起動できる状態（待機状態）にある機器を起動できない状態とすること。 |
|
|
|
３．その他情報
（１）不具合情報
| 発電所名 |
美浜発電所、高浜発電所、大飯発電所 |
| 件 名 |
「放射線管理等報告書」および「放射線業務従事者線量等報告書」の訂正について |
事象概要
および
対 策 等 |
当社原子力発電所における放射性廃棄物の管理状況および放射線業務従事者の線量管理状況については、「放射線管理等報告書」※1を経済産業大臣に半期毎に提出し、「放射線業務従事者線量等報告書」※2を経済産業省原子力安全・保安院長に毎年提出しています。
これらの過去の報告書において、１２箇所の数値等に誤りがあったため訂正を行い、７月２５日に届出をしました。
| |
※1 |
|
「放射線管理等報告書」
| |
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第67条に基づき、放射性物質の濃度、放射線業務従事者の線量分布、原子炉の運転時間等の運転状況を、半期毎に経済産業大臣に報告。 |
|
| |
※2 |
|
「放射線業務従事者線量等報告書」
| |
通達「放射線業務従事者の線量等に関する報告について」に基づき、放射性物質の放出量、放射性固体廃棄物の発生量および保管量、放射線業務従事者の線量分布、原子炉の運転時間等の運転状況を、年度毎に経済産業省原子力安全・保安院長に報告。 |
|
|
（２）その他情報（工学的安全施設の予防保全作業）
なし
|
|
保全品質情報については、下記の公開サイトにおいても、準備が整い次第掲載していきます。
|
|
|
当社ホームページ（http://www.kepco.co.jp/knic/meeting/index.html）“原子力情報センター（保全品質情報）”
|
|
|
日本原子力技術協会ホームページ（http://www.nucia.jp）“原子力施設情報公開ライブラリー「ニューシア」”
|
以 上
2007