生まれは大阪ですが、転勤族で各地を転々としてきた経験から、就職は関西でしたいと思っていました。ちょうどその頃、関西電力の「エリア総合職」採用が始まり、関西エリアで働けることに惹かれたのがきっかけです。また説明会に参加するうちに、電力の安全・安定供給に貢献するという「人」でなければできない仕事に魅力を感じました。学生時代に培ったコミュニケーション力を活かしたい気持ちもあり、「ここだ!」と思いましたね。
私はエリア総合職のなかでも用地グループに所属しています。そのなかで担当しているのは、鉄塔や送配電の工事にかかわる権利・土地の取得交渉と各種法令の申請。鉄塔を新しく建てたり移設工事を行ったりするためには地権者や行政へ丁寧な説明を行い、合意を得ることが必要なので、朝から市役所へ説明に出かける日もあります。ミッションは、工事が必要な時期までに必要な土地と諸権利を取得すること。ただし納期ばかり気にしていると今度は地域の方々や行政との信頼関係が難しくなってしまうので、関西電力の顔としていかに自分を認めてもらえるかを心がけています。無事に用地や権利を取得できれば、電力設備というインフラの維持に貢献できるやりがいを味わうことができます。
以前は、用地グループのなかでも活用業務に携わり、使わなくなった土地や建物の売却・貸与を行っていました。その時に印象に残っているのは、鉄塔の跡地300平米をハウスメーカーに売却し、会社の収益向上にもつながったこと。入社2年目にして売却を実現できたことで自信もつきました。また現在は以前の業務と比較してさらに交渉の機会が多く、技術部門と密に連携をとりながら設備形成に関わっていけるのも面白いですね。鉄塔や送電線を建設・除却するには多くの方に理解してもらわなければいけません。自分の言動が工事の進捗のカギを担っていると思うとプレッシャーですが、AIやロボットにはできない交渉事を通じて、人の心を動かすやりがいも感じます。
エリア総合職の1期生として2020年に入社してから、毎年後輩が増えています。私もまだ4年目ではありますが、電気の安全・安定供給を支える事務全般のエキスパートとして、後輩たちを引っ張っていける存在になるのが目標です。そのためにはより幅広い知識やスキルが必要になってくるので、用地部門だけでなく他部門での経験も積んでみたいと思っています。また将来的には子育てなどでライフステージが変わる可能性もありますが、仕事はずっと続けていく予定です。産休・育休を取得して当たり前に復職できる職場ですし、用地グループには女性の役職者もたくさんいるので、プライベートも諦めることなく自分のキャリアを築いていきたいです。
仕事でわからないことや困ったことがあった時は、優しく丁寧に教えてくれる上司・同僚ばかりです。また私が担当している取得業務は自分で優先順位をつけて段取りを組めるため、「交渉に出る日」と「内勤する日」のメリハリをつけて働けるのもいいところ。フレックス制度を活用してプライベートの予定も調整しやすいです。
学生時代はバトミントンに打ち込み、全国大会ベスト8にまでなりました。今もたまにバトミントンをしたり、ゴルフや旅行に行ったりと、アクティブに動いていますね。また阪神タイガースファンなので、仕事終わりに甲子園で試合観戦することも。今年はリーグ優勝&日本シリーズ優勝を成し遂げたのですごく盛り上がりました。