よくあるご質問

再生可能エネルギーとは何ですか?

 

・再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことです。その大きな特徴は、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」の3点。

・日本では、平成21年8月施行の「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用および化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」および「同施行令」において、定義および具体的な種類が規定されています。

  • 法における定義:非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用できると認められるもの(法第2条第3項)
  • 具体的な種類:(1)太陽光、(2)風力、(3)水力、(4)地熱、(5)太陽熱、(6)大気中の熱その他の自然界に存在する熱、(7)バイオマス(動植物に由来する有機物) の7種類(施行令第4条)。利用の形態は、電気、熱、燃料製品。

・なお、再生可能エネルギーの固定価格買取制度、いわゆるFITについては、上記の中から特に発電分野において安定的なエネルギーの供給、環境負荷低減の目的から導入促進を図るべきものとして、下記の5種類を買取りの対象としています()。

  • 買取対象:(1)太陽光発電、(2)風力発電、(3)水力発電(出力3万kW未満)、(4)地熱発電、(5)バイオマス発電(木質系、一般廃棄物系)

※:「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」および「同施行規則」に基づきます。

・また、以前はよく見聞きされた用語である「新エネルギー」については、太陽光発電や風力発電などがそれに含まれますが、オイルショックなどによる石油等の価格高騰や地球温暖化防止を背景に、『非化石エネルギーのうち、技術的には実用段階であるが経済的な理由から普及が十分に進んでおらず、利用促進を図るべきエネルギー源』として分類されるもので、新エネルギーは再生可能エネルギーの中に含まれる位置づけになります。

・また、用語としては、近年は「再生可能エネルギー」ついては冒頭に説明したような概念的な広義の使われ方と政策(法令)に基づく狭義の使われ方がありますが、「新エネルギー」については政策(法令)に基づく使われ方だけになっている、と考えていただいて差し支えないと思います。

関連リンク
  • 再生可能エネルギーへの取組み
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