よくあるご質問

新エネルギーとは何ですか?

新エネルギーは、オイルショックなどによる石油等の価格高騰や地球温暖化防止を背景に、『非化石エネルギーのうち、技術的には実用段階であるが経済的な理由から普及が十分に進んでおらず、利用促進を図るべきエネルギー源』として分類されるもので、太陽光発電や風力発電などが新エネルギーにあたります。

日本では、平成9年4月施行の「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」および「同施行令」において、定義および具体的な種類が規定されています。

  • 法における定義:非化石エネルギーのうち、経済性の面における制約から普及が十分でないものであって、その促進を図ることが非化石エネルギーの導入を図るため特に必要なもの(法第2条)
  • 具体的な種類:(1)バイオマス(動植物に由来する有機物)を原材料とする燃料製造、(2)バイオマス(動植物に由来する有機物)熱利用、(3)太陽熱利用、(4)河川水などを熱源とする温度差熱利用、(5)雪氷熱利用、(6)バイオマス(動植物に由来する有機物)発電、(7)地熱発電(バイナリー発電)、(8)風力発電、(9)水力発電(出力1,000kW以下)、(10)太陽光発電 の10種類(施行令第1条)

大規模な出力の水力発電やフラッシュ式の地熱発電は、経済性が成立する発電技術であることから、また、波力発電や潮流発電、海洋温度差発電などは、技術的には研究開発段階にあることから、新エネルギーからは対象外とされています。

一方、最近、よく使われる用語で「再生可能エネルギー」があります。広義の意味では、石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことで、新エネルギーは再生可能エネルギーの中に含まれる位置づけになります。

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