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2016年5月24日
関西電力株式会社

「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取組みのさらなる充実」に関する進捗状況について(平成27年度下期)

 当社は、美浜発電所3号機事故※1の反省を踏まえながら、安全最優先の事業運営を行ってきましたが、その中で、東京電力福島第一原子力発電所事故(以下、福島第一原子力事故)から、原子力発電固有のリスクに対する認識や向き合う姿勢が十分ではなかったのではないかということを教訓として学びました。このことを踏まえ、「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取組みのさらなる充実」(以下、ロードマップ)を策定し、これに沿った取組みを進めていくこととしました。

平成26年6月20日 お知らせ済み]

 当社は、ロードマップにおける取組みを全社一体となって確実に実施していくとともに、その進捗状況について定期的に公表することとしており、今回、平成27年度下期(平成27年10月から平成28年3月実施分)の進捗状況を取りまとめました。
 主な内容は、以下のとおりです。

(1)原子力安全の浸透および定着
  • ・福島第一原子力事故の教訓を踏まえ、原子力安全の理念を明文化した「原子力発電の安全性向上への決意」の周知・浸透に取組み、平成28年3月には、当社グループの最上位の概念として「経営理念」を策定し、この経営理念においても美浜発電所3号機事故以降、最優先の経営課題として掲げてきた「安全最優先」を経営の基軸と位置づけました。
(2)リスクマネジメントの充実
  • ・国内外知見の充実を図るため、海外電気事業者と高経年化対策や発電所防災訓練など、安全性向上に関わる様々な取組みについて積極的に情報交換を重ねています。
  • ・リスクコミュニケーションについては、立地地域を中心とした行政、各議会、地域団体等のオピニオンの方などを対象に継続して活動し、得られた約530件のご意見を、第一線職場から経営層まで共有し、当社の原子力事業運営に反映しました。また、立地周辺地域である京都府、滋賀県の各種会議体や住民説明会に参加し、当社の安全性向上対策を説明するとともに、いただいたご意見等については、高浜発電所の防災訓練の映像をホームページ上で公開するなど、事業活動に活かしています。
(3)原子力事業本部における安全性向上に向けた基盤整備
  • ・安全性向上対策を着実に推進するとともに、保全有効性評価の充実や、新規制基準への対応、確率論的リスク評価(PRA)の活用など、保全業務のさらなる高度化に対応するため、「原子力保全総合システム」の再構築に取り組みました。
  • ・平成28年2月に起きた高浜発電所4号機のトラブル(水漏れ、原子炉自動停止)を踏まえ、自主的な取組みとして、メーカ、協力会社、および当社が一丸となって、「現場総点検」、「工事結果の総点検」を実施し、平成28年度も継続実施することとしています。
  • ・高浜発電所3、4号機の再稼動にあたり、整備した事故時の初動体制の下、重大事故対応を行う要員が、的確に対応できるか検証する訓練を実施し、事故収束に必要な最低限の要員で、必要な対策を制限時間内に完了できることを確認しました。また、内部被ばく低減のため使用するマスクが曇り、着用時に音声が聞き取りづらいという防災訓練での反省・気付きから、「マイク付き電動ファンマスク」を導入するなど、事故時対応能力の向上を図りました。

 なお、次回は、平成28年度上期の進捗状況を取りまとめ、本年秋頃にお知らせする予定です。

 当社は今後も引き続き、「ロードマップ」における取組みを含め、規制の枠組みにとどまることなく、原子力発電の安全性向上に向けて、自主的・継続的に取組みを進めてまいります。

  • ※1 平成16年8月9日、美浜発電所3号機のタービン建屋において、二次系配管が破損し、配管から熱水と蒸気が噴出した事故。事故当時、定期検査の準備作業をしていた協力会社の方が被災し、5名の方がお亡くなりになり、6名の方が重傷を負われた。

以 上

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