プレスリリース

2012年7月19日
関西電力株式会社

美浜発電所2号機の高経年化技術評価に基づく長期保守管理方針の認可について

 当社は、平成23年7月25日に運転年数39年を迎える美浜発電所2号機について、「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」等に基づき、40年目の高経年化技術評価の実施および同評価に基づく長期保守管理方針を策定し、平成23年7月22日、同方針に係る保安規定変更認可を経済産業省に申請するとともに、安全協定に基づく高経年化技術評価書(長期保守管理方針を含む)を、福井県および美浜町、敦賀市に提出しました。
 高経年化技術評価では、30年目の高経年化技術評価以降の運転経験や技術的知見等を取り入れ、運転開始から60年の運転期間を仮定して評価を行いました。この結果、現在行っている保全活動に加えて一部の機器に追加保全策を講じることで、40年目以降の運転においても、プラントを健全に維持できることを確認するとともに、同評価に基づく追加保全策を長期保守管理方針として取りまとめました。

平成23年7月22日お知らせ済)

 美浜発電所2号機の高経年化技術評価と同評価に基づく長期保守管理方針については、立入検査を含めた経済産業省による審査の結果、本日、経済産業大臣より保安規定変更認可を受けました。

 美浜2号機の今後の運転方針については、国におけるエネルギー政策の議論や、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(原子炉等規制法)の改正に伴う関係法令の動向などを踏まえ、検討してまいりたいと考えております。

 当社は、現在、福島第一原子力発電所の事故を受けて、発電所の安全対策を着実に進めており、今後とも安全確保を最優先に原子力発電所の安全・安定運転に努めてまいります。

以 上

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