プレスリリース

2012年7月13日
関西電力株式会社

姫路第二発電所4号機のボイラ内配管損傷の点検結果について

 姫路第二発電所4号機(定格出力:45万kW)は、通常運転中の7月2日3時21分にボイラ配管の温度の上昇を示す警報が発信されたため、現場等を確認した結果、ボイラへ補給する水の量が増えたことおよびボイラ内からの異音などを確認したことから、ボイラ配管からの蒸気漏れと判断し、5時57分から負荷降下を実施し、7時47分に運転を停止しました。

平成24年7月2日お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、ボイラ内の配管が3箇所損傷していることを確認しました。
 原因については、一部の配管内を流れる蒸気の流量に偏りが生じ、局部的に配管表面の温度が上昇したことで、1箇所で配管にクリープ損傷が発生し、その配管の損傷した部分から漏れ出た蒸気で2箇所が損傷したものと推定しています。

※クリープ損傷: 金属に高温下で一定の応力を加えると、時間とともに金属が変形し、微小な空孔が発生・増殖して、き裂となる事象

 なお、当該の損傷箇所については、配管の取替えを行い各種検査を実施した結果、設備の健全性が確認できたことから、本日21時頃にボイラを点火し、7月14日昼頃に通常運転を開始する予定です。

以 上

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