プレスリリース

2012年6月27日
関西電力株式会社

大飯発電所3号機「C直流地絡」警報の発信について(お知らせ)

 大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、再稼動に向けた作業中の平成24年6月27日4時17分に、中央制御室の3号機所内盤において、「C直流地絡」警報が発信しました。このため、3号機のC直流き電盤を確認したところ、「3、4特高開閉所A系直流分電盤」の地絡を示す表示灯が点灯していました。
 すぐに、「3、4特高開閉所A系直流分電盤」を確認に行ったところ、「CB(しゃ断器)02」「CB03」の赤ランプが点灯していることを確認しました。「CB02」、「CB03」を目視にて点検したところ、異常はなく、また受電状態にも異常はありませんでした。その後、地絡状態が徐々に回復し、5時26分に同警報をリセットしました。
 当該しゃ断器を制御する直流電源(定格DC125V)は2系統により供給されていますが、1系統の供給は健全であり、受電状態に問題はありません。
 警報が発生した原因については、開閉所は屋外にあるため、結露等の要因により、直流電源回路の絶縁抵抗が一時的に低下したものと推定しています。
 なお、本件は、保安規定上の運転上の制限を満足しており、法令に基づくトラブルには該当せず、現在行っている再稼動に向けた作業とも関連がなく、今後の同作業への影響はありません。
 また、本事象による環境への放射能の影響はありません。

以 上

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